さらにプレイヤーとしてLyle MaysとSteve Rodbyが全面参加し、初期PMG(Pat Metheny Group)に在籍していたDanny Gottliebがパーカッションで参加。他にもGil GoldsteinやBill Evans(sax)が参加した楽曲など、お馴染みの名前がクレジットされており、PMGファンにとっても非常に興味深い一枚に仕上がっています。
Patがバックアップするだけあり、Noaのボーカルは非常に個性的です。イスラエル系とのことですが、どこかアイリッシュ・トラッドあたりも彷彿とさせる、透明感と情熱が同居した歌声が独特の世界観を醸し出しています。そこにLyleのピアノや、例のオカリナ音色のシンセなどが交わることで、不思議な無国籍感とも言えるサウンドが生まれています(まるで「ボーカル入りのPMG」といった趣です)。
Silje Nergaardあたりと比べるとジャズ色は薄く、欧州トラッド寄りのポップスが好きな人にも好まれそうな音楽性です。PMGが好きで、かつ女性ボーカルものが好きなら、まず間違いないでしょう。ちなみに、ギターはPatではなく、Noaのパートナー的存在であるギタリストGil Dorが担当していますが、彼のプレイもまた実に見事です。
