1stアルバム『The Big Lad In The Windmill』(1986年)の翌年に行われたモントルー・ジャズ・フェスティバルでの音源。演奏曲はほぼ1stの楽曲ですが、「Black December」と「Yellow Christian」の2曲が、2ndアルバム『Once Around The World』に先駆けて披露されています(さらに、15分を超える大作「Once Around The World」の87年ライブ音源もラストに収録されています)。
会場のアンビエンス音を含まない、ほぼライン録音のみと思われる「丸裸」な音源ですが、それゆえにデビュー当時から高い演奏力を誇っていた彼らの実力がダイレクトに伝わってきます。後期のライブ盤『Thank You And Goodnight』を含むオリジナルアルバム4枚を聴いた後には、前述のDVDと併せてぜひ揃えておきたい一枚です。
とかくプログレッシブ・ロックの文脈で語られることの多い彼らですが、John Beckによる当時のデジタルシンセを多用したカラフルなサウンドは、他のネオ・プログレやポンプ・ロックのバンドにはなかった独特の個性です(逆に、定番のアコースティック・ピアノやハモンド、モーグなどは使用しないのですよね)。「Screaming On The Beaches」のソロで聴けるシンクリードは何の機種を使っているのでしょうか。
