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「Road Home」Jordan Rudess

Road Home

Road Home

Dream Theaterの超絶キーボードプレイヤーJordan Rudessの昨年発表のソロアルバムです。選曲は6曲中1曲を除いて、プログレ名曲のカバーという内容で、GENESIS、Yes、Gentle Giant、ELPのお馴染みのナンバーに、ピアノソロでこれまたYesやGENESIS、Crimsonをメドレーで取り上げています。参加メンバーは、Neil MorseにSteve WilsonやKip Winger、同じくWinger/Dixie DregsのRod Morgenstein、Ron Thal...といった、お馴染み?の界隈からの充実メンバーの名前がズラリ。
感想としては「Jordanらしいプログレカバーアルバムですね」と身も蓋も無いのですがw、基本的にオリジナルの雰囲気を重視しつつ、今時のシンセ音色を中心に機械的なシーケンスや早弾きソロなどいかにもJordanな味付けが施されたアレンジ。丁寧な作りがJordanの“プログレ愛”を感じさせる1枚。ホント好きなんだろうなぁw
原曲を聞き込んでいる人にとっては、プレイがあまりに端正(機械的?)過ぎて、逆に退屈に感じてしまうかもしれませんが、良くも悪くもJordanのカラーが良く出た仕上がり。(普通のミュージシャンだったらもっと絶賛かもしれませんが、相手があのJordan様ですし少々期待値が高めなのかもw)
個人的にはYesの「Sound Chaser」を取り上げているのが嬉しいですね。Patrick Morazによる冒頭のRhodes速弾きから始まる、ジャズロック調のYesナンバーをほぼ原曲に近いアレンジで再現、Rod Morgensteinの手数の多いドラムとJordanの正確無比なタッチのシンクロっぷりが凄いの。