元GENESISのハケットが、ジョン・ウェットン、イアン・マクドナルド、チェスター・トンプソン、そしてジュリアン・コルベック(ABWH等のサポートでも知られるキーボーディスト)という、プログレ・オールスターズを率いての来日。GENESISナンバーの再現はもちろん、まさかの「クリムゾン・キングの宮殿」や「風に語りて」までがセットリストに加わり、大きな話題となりました。初日の噂を聞きつけたファンが2日目の当日券に殺到し、即ソールドアウトになったというエピソードも頷ける豪華な顔合わせです。
当日のライブが素晴らしかった記憶は鮮明ですが、改めて映像で観るとその密度の濃さにしみじみとさせられます。「Watcher Of The Skies」でウェットンがベースを持たず、イアン・マクドナルドがKORG 01/Wでシンセベースを弾いていた場面など、記憶の彼方に消えかけていた光景が鮮やかに蘇ります。「Firth Of Fifth」の間奏でイアンがフルートを吹いた瞬間のあの鳥肌が立つような感覚……。
まだ体型がスマートだった頃のジョン・ウェットンをはじめ、完璧主義者のハケットが束ねるバンドらしい、ベテランの技に裏打ちされた緻密なアンサンブル。プログレ黄金時代への敬意と現役としてのプライドが交錯する、至高のドリーム・ライブです。
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