上原ひろみの新ユニット「Sonic Bloom」にも参加している、変態?超個性派ギタリスト、デヴィッド・フュージンスキーが2000年に発表したカバーアルバムです。
1曲目がいきなりPat Methenyの「Bright Size Life」。あの印象的で美しいテーマが、ゴリゴリのディストーションで演奏されているのを聴けば、誰もが驚くはずです(笑)。続けてジミヘン、ショパン、ジョージ・ラッセル、チック・コリア……と、節操なく各ジャンルの名曲をフュージンスキー・ワールド全開で料理しまくっています。まさに『Jazzpunk』というタイトルの通り、既成概念をかなぐり捨てたやりたい放題の連続。ですが、これが不思議とクセになります。ノリは完全にロックなので、Steve Vaiの1stアルバムのような「変態ギターインスト系」が好きな人なら、間違いなく楽しめるでしょう。
プレイもさることながら、使用ギターが超個性的です。「6弦フレットレス&7弦フレッテッドのダブルネックギター」なんて、他ではまずお目にかかれません。特にフレットレスギターの不思議なトーン(歪ませたバイオリンにも近い響きです)から繰り出される変態フレーズの数々は、筆舌に尽くしがたいものがあります。とにかく気になる方は一度聴いてみてください。
それにしても、フレットレスギターというのは音程感が柔らかく、独特の滑らかさと浮遊感がありますね。
そういえば、Fiuczynskiの日本語表記は「フィチェンスキー」だったり「フュージェンスキー」だったりとバラバラでしたが、今は「フュージンスキー」で落ち着いているのでしょうか。
