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音楽の話はここで書くかもしれません

Moon Safari Japan Tour 2024@川崎 クラブチッタ/2024.5.27 (mon.) 19:00〜

スウェーデンのロックバンド、Moon Safariの来日公演が川崎のクラブチッタで行われました。Moon Safariの来日は2013年の初来日から今回で4回目、前回2017年からはなんと7年ぶり。ここ10数年の間で、最もフェイバリットなグループなので、この日を楽しみにしていました。
Moon Safari Japan Tour 2024 - Avalon Label|Tokyo Japan

取り急ぎ自分のXのポストを補足しつつ備忘録。もう少し補足するかも。

昨年12月のチケット発売日、、珍しく新宿のディスクユニオンプログレ館に並んで、最前列のチケットをゲット。チケット料金は13,000円、円安&物価高の時代、わざわざスウェーデンからたった3公演のために来日してくれるのだから文句はないけど、若者が気軽に来日アーティストのライブを見るには少々厳しそうなので(チッタで全席指定というのが大きいか)、渋谷のときのようなスタンディングの公演があると嬉しいかも。今回の来日ではこの他に、ややプレミアム設定の青山月見ル君想フ公演と、オールスタンディングの大阪公演が設定されていました。

来日メンバーは2017年と同じ…… 予定でしたが来日1ヶ月前になって、キーボード&ボーカルのセバスチャン・オーケソンが自身のボーカルグループの活動に専念するためバンドを離脱。キーボーディストとしてはフロントマンでもある兄サイモンのサポートではあったものの、コーラスも含め重要なパートも担当していたのでアンサンブルの再構成が気になるところ。

2000年代以降の日本のプログレ聖地、川崎クラブチッタ。Moon Safari初来日のステージも、ここクラブチッタで行われたヨーロピアン・ロック・フェス 2013でした。
物販はCDとTシャツのみ。ツアーTシャツが5000円の時代に突入しています(2枚買った)。

サイモン・オーケソンのキーボード。まさかの初代Nord Lead(SOUND CREWでのレンタル)とNord Stage 6HP。足元は下鍵盤用のサスティンペダル1つのみとシンプル。

前回、前々回の来日時はNord WaveとStage 3HPだったので、初代Nord Leadをレンタルしていることに驚きました。基本的にNord Lead系ではシンセリード系を1音色のみ、Nord Stageはピアノ、ハモンドオルガン、メロトロン系のストリングスと限られた音色しか使ってないので、レンタル器材にもそこまで拘ってないのかも?

ポンタス・オーケソンはお馴染みのパーカーと予備でストラト。ライブは全てパーカーで弾き通していました。足元はLine 6のフロアマルチPOD HD500Xのみ。ギターアンプは使わずラインアウトから直接PAに送っているようです。ヘッドホンアウトにジャックが刺さっているのはモニター用を別で引いてる?

ペッター・サンドストレムの12弦エレアコとミカエル・イスラエルソンのドラムセット、ヨハン・ヴェステルンドのベース。水はトップバリュ。

ステージ上がスッキリしていますがギター、ベースアンプやフロアモニターのない完全イヤモニ時代のステージ。今回は最前列なので中音混じりの音を聴くことになるかと思ったら、ステージの上からはドラムセットの音しか聴こえませんでした(笑) さすがにチッタ最前の音響はベストではなかったですが、一応各パートそれなりに聴こえました。


ポンタス最前。過去のライブではちょっと音量控えめだったり、たまにミスったりおいしい部分を弾き忘れることもあったポンタス、今回は絶好調で美麗なフレーズの数々を見事に歌い上げていました。テクニカルに走るのでもなく、勢いに任せるのでもなく、淡々と一癖ある美しいギターソロを奏でる男、ポンタス・オーケソン。終演後記念撮影して貰いました。

サイモンは今回やや声がかすれ気味で後半やや辛そうでしたが、いつも通りの華麗なキーボード、ペッターとのツインボーカルで会場を盛り上げます。最新作『Himlabacken Vol.2』からはベースのヨハンがボーカルを取る場面や(Blood Moon)、ペッター、サイモン、ポンタスが交互にボーカルを回すなど(Teen Angel Meets The Apocalypse)、メンバー全員が歌心のあるMoon Safariの強みを大いにアピールします。

前任者とは大きくタイプの異なる激しいドラムプレイが特徴のミカエル・イスラエルソン。前回はまだバンドに馴染みきってないようにも感じられましたが、活動を共にする時間が長くなってきたこともあって今では欠かせないメンバーの1人。聴こえてくるドラムの音はほぼ生音だった気がします(笑)

今回はセバスチャンの抜けた穴を同期音源で補っていたこともあり(全曲でかは不明ですが、明らかにサイモンが弾いてないシンセや、メンバー以上のボーカルが鳴ってる曲がありました)、クリックの効果もあってかテンポの揺れもクリックの中で暴れる感じが丁度良かったように思います。

とまあ、とりとめのない話ばかりですが、ライブはいつも通り大変素晴らしく大満足。遠くスウェーデンからの遠征はなかなか大変だとは思いますが、ぜひまたの来日を実現して欲しい。30日の最終大阪公演も無事に終えられることを祈ってます。

ポンタス足元のセットリスト(逆さに補正)。


〜Setlist〜

  1. 198X (Heaven Hill)
  2. Too Young To Say Goodbye
  3. Heartland
  4. Between The Devil And Me
  5. Blood Moon
  6. A Lifetime To Learn How To Love
  7. Forever, For You
  8. Emma, Come On
  9. Mega Moon
  10. Teen Angel Meets The Apocalypse
  11. encore:A Kid Called Panic