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森 大翔 3rd Tour「Let It Grow」@渋谷CLUB QUATTRO/2024.11.20

先日、ニューアルバム『Let It Grow』を発表したばかりの森大翔のライブを渋谷CLUB QUATTROで見てきました。森大翔のライブを見るのは3月の同会場以来になります。

注目のギタープレイは相変わらずの見事さでしたが、前回ツアーよりもサポートギタリストにソロやメインリフを任せることを増やして、よりボーカルやダンス、お客さんを煽るなどのステージパフォーマンスに重点を置いていた印象もありました。声は出ていたと思いましたが、序盤からややかすれ気味だったりMCでも声が枯れていて心配もしましたが、ラストまで見事に歌い切ってみせてくれました。途中イヤモニの不調もあったようですが、歌、ギター、ダンスと全力のパフォーマンスで観客を楽しませてくれました。

ギターは前回のツアー後にメインになった?と思われるSuhrの赤いストラトタイプ(アルバムジャケットで抱えているギター)がメイン。前回はPRS Silver Skyを初めエレアコや復数のギターを持ち替えていたのに対して、数曲でフィエスタレッドのFenderストラトを弾いた以外はほぼこのギターを弾いていました(今回はカポ使用曲も少なかったですし)。森さんは比較的メインギターがよく変わる印象もありますが、本人の好みなのかもしかしたら提供元との関係があったりするのかな?
アンプはステージ上にSHINOSのコンボタイプ、少し前からフェスのステージなどでも使っていました。足元にはペダル類は置かずに恐らくテクニシャンがコントロールしていたようです。

サポートのギター、キーボード、ベースはこんな感じ。

「大都会とアゲハ」では歪ませた音でのベースプレイも披露(ステージ上はツインベースに)。弾いていたのはヴィクター・ウッテンでお馴染みのFodera Yin-Yangで、ギター同様に見事な腕前で滑らかな高速フレーズからスラップなども見せてくれました。蝶のロゴと曲名を掛けた演出としてのFoderaチョイスなのかと思いましたが、どこから調達した機材なのか。まさか個人の私物だったりする?

セットリストはやはり新譜『Let It Grow』からの曲を中心に組み立てられ、「剣とパレット」や「台風の目」なども。アンコールラストは、声が枯れていても歌いたい、そんな自分にも対しても掛けてあげたい言葉だとMCで笑いを取ってからの「たいしたもんだよ」。ラストのギターソロが好きなんですけど、こちらもサポメンに譲っていました(その後にフリーで森さんソロ)。
前回ツアーで演奏されたオープニングのインスト曲やアンコールのシュレッドなソロギターがなかったのは少々残念ではありましたが、最近はミディアム、バラード系のシングル曲も続いていますし、より歌を聴かせる活動に重点を置いているのが今の森大翔なのかも。贅沢を言えば「いつか僕らは」も聴きたかったかな。


セットリスト

  1. I thank myself (for all of me)
  2. 剣とパレット
  3. Chaotec世界
  4. 大都会とアゲハ
  5. 台風の目
  6. 悲しみの空の果て
  7. 夏の落とし物
  8. 群青日記
  9. きっと上手く行くよ
  10. VSブライドモンスター
  11. らららサヨナラ永遠に
  12. Crybaby Fly!
  13. アイライ
  14. たいしたもんだよ(encore)

アンコール前に発表された来年1月からのツアー(森 大翔 弾き語りツアー「響縁」)はアコースティックギターの弾き語りスタイルとのこと。しっとり聴かせるだけでなく、ルーパーなどを駆使したパフォーマンスで得意のギターも弾きまくってくれるそうです。