2年前に1ヶ月ほどで挫折したエレキギターの練習を今年になって再開、しばらくバンド活動もあってサボりがちでしたが、スローペースではあるものの未だに続けています。
ギターに関しては機材道楽にはハマらないよう(明らかに沼が深そう!)必要最小限の機材で続けたいと思っていますが、ちょっとしたアクセサリや消耗品は都度必要になってきます。ギターを始めるにあたって、エレキギターとギターアンプは数年前に買ったものがあったのですが*1、今年の練習再開から揃えたアイテム類をまとめ。
ギター:YAMAHA PACIFICA311H VW
春頃に買ったヤマハのパシフィカ。市場価格4万円台と安価なギターですが、以前から持っていたSpirit GU-Deluxe(Steinbergerライセンスのヘッドレスギター。普通に木のネックとR-Tremなるブリッジ)よりも明らかに扱いやすく(ロックペグで弦交換が楽なのが素晴らしい!)、見た目も気に入っているので練習のモチベーションが上がりました。
ちなみに数日前からSpiritを半音下げチューニング用として復帰させました。しばらくパシフィカで練習していたので、改めてSpiritの特徴(ネックの握りやピックアップの違い、ヘッドレス故のバランスなど)が分かるようになったかも……?
これはこれで思っていたよりもダメなギターではないと思うけど、初心者が1本目に特殊なギターを選んでしまうとそれなりの基準を作れないので、始めは無難なギターを手にするのが良さそう。あとは今更ではありますが、対面の楽器店で正しいコンディションのギターを買った方が、自分が手にした楽器の状態への不安もなく安心して始められるので良いのでは?と思います。
ディストーションペダル:BOSS DS-1
持っているギターアンプはROLANDのMICRO CUBEという既に廃盤になっているミニアンプで、複数のアンプモデリングにモジュレーション&空間系エフェクト入りのモデル。練習には十分ですし、普段はアンプのスピーカーを鳴らすこともなく(プリアンプ兼アンプシミュレーターとして使っている)、レコーディングアウトからミキサーを通して、モニタースピーカーかヘッドホンで鳴らしていました。
練習の際にクリーンと歪みを切り替えるのに何かエフェクターが欲しいと思い、BOSS GT-1のようなマルチエフェクターと迷ったのですが、やはり最初はベーシックなコンパクトエフェクターを体験しておいた方がいいかなとBOSSのディストーションDS-1を購入。
アンプはJC-120のモデリングのクリーンにディレイのみ軽く掛けてDS-1。GAINつまみみ最小でコードがしっかり鳴らせる程度の歪み、マックスにするとそれなりにハイゲインとなって今の自分には十分な感じ。下の動画はJC-120モデリングのクリーンにDS-1のフルゲイン。結構メタルっぽい歪みになりました。
ギター初心者でもパワーコードで合わせてるだけで幸せな気持ちになれるあいさつメタルは名曲 pic.twitter.com/nfb9391X3q
— OKP@音楽垢 (@okprogre) 2024年11月17日
マルチエフェクターやPCプラグインも気になるけど、今は音作りよりももう少し指が動くようになるようシンプルな機材で練習を続けます。
ギター練習の動画記録はスマホにオーディオインターフェース(UR22C)をつなぐことで、夜でもライン録音できるようになりました。
クリップチューナー:YAMAHA YTC5
MICRO CUBEには音叉機能はありますが、クリップタイプのチューナーが欲しくてヤマハのYTC5を購入。激安だけど結構問題なく使えています。半音が#表示なのですが、半音下げチューニングには ♭ 表示の方がいいなぁ……と思いました。
ギタースタンド:PLAYTECH GSH1
ボディの下で支えるギタースタンドは持っていたのですが、Spiritを半音下げ用のギターとして常時出しておくことにしたので、2つ目のギタースタンドを購入。サウンドハウスブランドの吊り下げ式ギタースタンドです。
3000円にしてはとてもよくできてると思います。
ギター弦:ERNIE BALL→ ELIXIR
比較的リーズナブルなERNIE BALLのSuper Slinkyを貼っていましたが、練習後は毎回フィンガーイーズを塗布したクロスで汗を拭き取っているつもりでも、結構すぐにプレーン弦が黒ずんでしまう。鳴りや演奏への影響は正直よく分からないのですが、明らかに錆びの匂いがするのが嫌で、コーティング弦のエリクサーを使い始めてみました。
弦の手触りがツルツルというかスベスベしていますね。長持ちするようなら嬉しいけど、やっぱり高い…… もう少しお手頃なコーティング弦とかないかな?
ちなみにSpiritにはSteinbergerに通常弦を張るアダプターを使ってやはりERNIE BALLを貼っていましたが、ブリッジ形状のせいなのか、チョーキングしたりアームアップしただけでボールエンド付近で1弦が切れたことが続いたので、プレーン弦のボールエンドを強化したモデル(レインフォースドプレーン弦)を使ってます。
1弦チョーキングしたら2弦までまとめてボールエンドで切れた。こんなことあるの…? pic.twitter.com/pQyQaYQnXL
— OKP@音楽垢 (@okprogre) 2023年1月14日
Spiritのブリッジはレギュラーチューニングで弦を張るとブリッジコマの調整がキツかったのですが(特に1弦側のネジ)、半音下げチューニングだと比較的楽になりました。
それにしても全然弾けるようにならない楽器だ…
そもそも練習時間が足りてないのもありますが、未だに弾けるようになる実感が湧きませんね。ギター初心者の9割が1年以内に挫折するなんて調査もあるようですが、自分の周りは音楽関係者やバンドマンが多いこともあって、ギターが弾ける(しかも上手い)人が多いんですよね。本当にみなさん、こんな難しい楽器をよく弾けるようになったものだなと関心します(笑)
マンガ『ふつうの軽音部』の主人公はとっちは夏休みの弾き語り武者修行を経て、大きく成長していましたが、確かにこれは10代の頃の集中力と時間があったあ頃に手を出すべき楽器だな……なんてつくづく感じています。
こんな歳になってから亀の歩みで始めるのも、それはそれで楽しいですけども。
*1:左利きなのでレフティスタイルでギターを覚えた方がいいかも、とナットが0フレットのSpirit GU-Deluxeを中古で購入→弦を貼ってはみたものの、いい感じにレフティ仕様にできずそのまま挫折