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「VIGOROUS」坪口昌恭

Vigorous

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  • アーティスト:坪口昌恭
  • イーストワークスエンタテインメント
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HMVの邦楽ジャズコーナーで偶然見かけて、懐かしくなって買った1枚。坪口昌恭さんのNY録音でのソロプロジェクト第一弾「VIGOROUS」でし。第二弾の「ANDROGRAFFITI」がつい先日発売されたばかりですが、まずはこちらから。
メンバーはMasayasu Tzboguch(key)、Yosvany Terry Cabrera(ss, ts)、Micheal Rodoriguez(tp)、Charles Flores(b)、Pedro Martinez(perc)、Horacio "El Negro" Hernandez(ds)。NYのキューバー系ミュージシャンとのベーシックレコーディングを海外で行い、その後東京でシンセ等のオーバーダブを加えた作品のようです。
Return to Forever的?なエレクトリックジャズにアフリカン&ラテンなリズムと何処かオリエンタルな色合いをミクスチャーした雰囲気、と一言にしてしまうのは少々乱暴ですが、あくまでイメージということで。坪口さんはアコースティックピアノ以外に、RhodesやHammond、各種アナログシンセなども演奏しています。
どの曲も坪口さんの独特のポップセンスが溢れていて、ポリリズム的なアプローチも各所で登場するのですが、それを感じさせない柔らかな仕上がりとなっています。どこか田園風景を思い起こさせるような懐かしさがあって、ホッとするのですよね。踊り出したくなるPercussion含めたリズム隊のグルーブが最高に気持ちいいのと、Yosvany Terry Cabreraの流れるようなメロディックなSaxが個人的に気に入りました。