hello! progress!!

音楽の話はここで書くかもしれません

Spock's Beard@LIQUIDROOM/2014.5.10(sat.) 19:00〜

デビューから20年、遂に待望の来日を果たしたSpock's Beardの来日公演を見てきました。
キーボーディスト奥本亮さんのライブはこれまで何度も足を運んでますが、以前から「日本にSpock's Beardを連れてきたい」「日本のみんなに見て欲しい」と言ってた亮さんとファンの夢がようやく実現しました。

会場は恵比須のLIQUIDROOM。私は亮さんのキーボードブースがある下手側の3列目という絶好のポジションからのライブ鑑賞です。セットリストは昨年発表の最新作『Brief Nocturnes & Dreamless Sleep』からの曲に、1stアルバム『The Light』からこれまでのSpock'sの代表曲をうまくミックスした内容。といってもアルバム枚数も多いバンドなので、何を持ってベストとするかは人ぞれぞれかと思いますが、会場の反応を見ても概ね高感度の高い曲がセレクトされていたと思います。(事前に亮さんが、Facebookで予習用としてほぼセットリストの内容通りの曲を紹介していたこともありますが)

それにしても、こうしてバンドの歴史を凝縮したセットリストを聴いて思うことは、やはりこのバンドは曲が良い。いかにもプログレバンド的な高度な演奏技術や、複雑な楽曲展開なども魅力の1つですが、どの曲もキャッチーなメロディーが溢れています。ボーカルメロディはもちろん、キーボードやギター・リフの1つ1つまで、口ずさむように楽しみながらライブを見ていました。

前日の大阪公演の時点で写真、動画撮影などOKという情報があったので(最近その手の公演が増えてますし、バンド的にもそちら側だろうという予想もありましたが)、一応鞄にはXQ1と45mm F1.8単を付けたPENを忍ばせておきました(笑) 端っこの席ということもあって、ちょいちょい写真も撮ってみたので、それらはこの辺に置いておきます。


こちらは最新作からボーカルを務めることになった新メンバーのテッド・レオナルド。キーボードからギターまで華麗に弾きこなすマルチプレイヤーかつ、ニール・モーズたち過去のボーカリストの歌も見事に歌いこなす多才ぶり(「The Light」ではちょっとふざけてましたけどw)。特にギターはかなりの腕前で、専任プレイヤーレベル。指弾きのアラン・モーズに対して、正確なピッキングテクニックが際立っていました。アランはアランで一見ワイルドにギターを弾いているようで、出てくる音はとても繊細という不思議。

そしてやはり亮さん。オープニングでキーボードブースに登場すると、薄暗いステージで“しこ”を踏んで気合い入れ。ライブが始まれば全力投球で「二」の時にセッティングした4台のキーボードを弾きまくり。
下手側にはMini MoogとハモンドSK-1、上手にはピアノ鍵盤のCP300、その上にM-Audioのコントロールキーボードを乗せ(何だろうこれ?)、PowerBookに立ち上げられたMainStageの音源をコントロール。足下にズラリと並んだボリューム、サスティン、そして恐らくプログラムチェンジ用のペダルなど、両手両足を駆使しながら、視覚的にもインパクト満点のパフォーマンスで楽しませてくれました。
…と、語り出すと止まらなくなりそうですので、ひとまずセットリストを張りつつの報告エントリ。気が向いたらもう少し後で書きます。(既にYouTubeの方には当日の動画が沢山上がっているようですので、ライブを見逃した方はぜひご覧あれ!)


Setlist

  1. Something Very Strange
  2. Crack The Big Sky
  3. Walking On The Wind
  4. Hiding Out
  5. On A Perfect Day
  6. Submerged
  7. Afterthoughts
  8. Waiting For Me
  9. The Distance To The Sun
  10. Go The Way You Go
  11. The Light(encore)

Brief Nocturnes & Dreamless Sleep

Brief Nocturnes & Dreamless Sleep

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