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『Chasing Shadows』Tony Grey

上原ひろみバンドのメンバーであり、John McLaughlinとの関係も深いベーシスト、Tony Greyの2ndアルバムです。Matthew Garrisonの流れを汲む超速ピッキングを得意とするTonyですが、同じく若手として同様のプレイに秀でたHadrien Feraudのソロアルバムなどに比べると、メロディックな楽曲が多く、聴きやすいコンテンポラリー・ジャズ・アルバムに仕上がっています。

上原ひろみバンドでのソロプレイなどでも、最初から最後まで飛ばし続けるのではなく、スローにメロディを聴かせるプレイから徐々にギアを上げていくような構成を見せていましたが、本作はそんなTonyの歌心が溢れるプレイが存分に発揮された内容と言えます。自分はこの人のベースが非常に好きです。

曲ごとにゲストメンバーを入れ替えており、上原ひろみやMartin Valihoraといったお馴染みのメンバーのほかに、PMG(Pat Metheny Group)のGrégoire Maretも3曲で参加し、独特の浮遊感のあるハーモニカを聴かせてくれます。

パーソネルはTony Grey(b)、Oli Rockberger(pf, key)、Elliot Mason(tp, tb)、Grégoire Maret(harm)、Chris Dave(ds)、Bob Reynolds(ss, ts)、Martin Valihora(ds)、Dan Brantigan(tp)、Tim Miller(g)、Ronald Bruner Jr.(ds)、Lionel Loueke(g)、Hiromi(pf)、John Shannon(g)と多彩な顔ぶれが揃っています。