本作はベーシックトラックの録音後にJonのオルガンがオーバーダブされたとのことですが、久々に実に気持ちよくハモンドを弾きまくるJonの好演が聴けるアルバムになっています。Jimmy Smithの影響でオルガンを弾き始めたというJonですが、自身のルーツに近いこの手のブルースはお手の物なのでしょう。水を得た魚のごとく、活き活きとプレイしているのが伝わってきます。ボーナストラックとしてBooker T. & the M.G.'sの「Green Onions」やJimmy Smithの「Back At The Chicken Shack」のライブテイクも収録されており、これらも見事にJon Lordらしい演奏です。
泥臭いブルースというよりは、ブルース・ロック的なThe Hoochie Coochie Menのプレイも心地よく、3人のゲストを含むボーカルもそれぞれに味があります。中でもJimmy Barnesの熱唱が素晴らしいのですが、Ian Gillanが参加している曲もあるので、ファンの方ならそのあたりをきっかけに聴いてみるのも良いのではないでしょうか。
