セットリストは直前に発売された2004ライブDVDの内容を軽めにした感じで、メドレーや多少の+αが加えられた程度。公演時間はアンコール込みで正味1時間50分と、人によっては少し物足りなく感じるかもしれません。個人的にはもう少し聴きたい曲もありましたが、定番リストの範囲内と考えれば「こんなものかな」といったところです。前回の来日公演に比べて内容に代わり映えは少なく、特にMarco Mendozaの抜けた穴を新ベーシストUriah Duffyが埋め切れていない印象もありました。
集客面では、パシフィコ横浜の2〜3Fが閉鎖され、2Fチケット保持者もPA席付近へ回されていました。1F席だけで約2000人強、4000〜5000人クラスの会場2公演は少々無理があったのかも。自分の席が後方だったせいもあるでしょうが、音の分離がやや悪く、スピーカーのセッティングも会場規模に比べて控えめだった印象です。以下、メンバーごとの雑感。
David Coverdale
最近のカヴァデール氏としては、比較的よく声が出ていた方ではないでしょうか。マイクスタンドでのセクシーパフォーマンスやオーディエンスの煽りなど、50代にして格好良すぎ。
Reb Beach
今回はSuhrのシグネチュア(茶色)がメインで、以前使用していたIbanezは完全に引退。数曲で使用したグリーンのSuhrストラトのシングルコイルクリーンが非常に良い音でした。タッピングの登場は控えめながらも、ここぞというところで技が効いていました。
Timothy Drury
上段にTRITON Extreme、下段にTRITON proXの2台のみ。ほぼ88鍵のTRITONを演奏していました。相変わらず堅実で安定したプレイ。アンコールの「Take Me With You」のオルガンソロが唯一の見せ場でしたが、音色はシンセのオルガン。
Doug Aldrich
髪も伸び、甘いマスクと肉体美健在。ギターはゴールドトップLP-STD、フロントハムのテレキャス、リアハムのストラト、LP-Customを使用。ソロでは投げ回したり引きずったりのパフォーマンスもありましたが、どこかやり切れてない感じも。指を伸ばして弾くフォームはクラシック風で見栄えも良し。
Uriah Duffy
Marcoに代わる新ベーシスト。ピック、指、親指弾きと弾き分け、4弦/5弦も使用。コーラスや「Burn」のブリッジなどで貢献していましたが、Marcoに比べるとやや控えめ。ただプレイ自体は悪くなく、全体のバランスを大きく崩すことはありませんでした。
全体として、セットリストは安定感があり、定番曲中心ながら往年のファンも十分楽しめる内容。ステージの雰囲気も落ち着きつつ、レブやダグのギタープレイなど見どころも多く、音楽的には充実したライブでした。
〜Setlist〜
- Burn(Incl Stormbringer)
- Guilty of Love
- Love Ain't No Stranger
- Walking in the Shadow of the Blues/Love Hunter/Show an' Easy(medley)
- Is This Love
- Ready An' Willing
- Doug Aldrich Guitar Solo
- Crying In The Rain(Incl Tommy Aldridge Drum Solo)
- Ain't No Love In The Heart Of The City
- Slide It In
- Give Me All Your Love
- Here I Go Again
- encore:Take Me With You
- encore:Still Of The Night
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