ざっくりとした感想のみ。
- フランツ・ディ・チョッチョ(FRANZ DI CIOCCIO / Drums & Lead Vocals)
少々暑苦しい見た目そのままにステージ上のテンションと情熱は圧倒的。
「Rossini's William Tell Overture」あたりで観客を立たせ、プログレライブでは珍しいオールスタンディング状態に。
ドラムはタイト系ではないものの、パワフルでグルーブ感抜群。サポートドラマーよりも音が明らかに大きく感じる。
ボーカルではマイクスタンドを振り回す、投げる、カウベルを持って駆け回るなど60手前とは思えないはしゃぎっぷり。背中のスティックは10本以上? 曲ごとに減っていくのも笑えます。
一部の曲では譜面立て+歌詞カードにメガネを使用。フラビオ欠席で覚えきれなかったのか、英語歌詞は見ないと歌えないようでした。
- フランコ・ムッシーダ(FRANCO MUSSIDA / Guitars)
白髪で少し気むずかしそうですが、ギタープレイは絶品。
エレアコやエレガットの美しさは圧巻で、エレキギターでもコンテンポラリーなテクニックを随所で披露。研鑽を重ねているのが伝わります。
エレキはLPメインで、まろやかな歪みのトーン。リードトーンはシンセのような音も出していましたが、GKピックアップではなくエフェクターによるものと思われます。
- パトリック・ジヴァス(PATRICK DJIVAS / Bass)
アレア初代ベーシスト?。ジャズ的なボキャブラリーを多く持ち、テクニカルでクセのあるプレイが随所に。
PFM全体の演奏力を象徴する、実に巧いベースです。
- ジャンルカ・タリアヴィーニ(GIANLUCA TAGLIAVINI / Keyboard)
フラビオの代役として来日した若手キーボーディスト。ボーカルは担当せず。
キーボードプレイはフラビオの代役として見事。アレンジは前回来日の「LIVE IN JAPAN」をほぼ踏襲。
セッティングはHammond B-3、ステージピアノ(Yamaha P-250タイプ+MOTIF ES7)、奥にMINI-MOOG。
「E' Festa」でMINI-MOOGのポルタメント値が前曲設定のままになって慌てて修正したのもご愛嬌。
- ルーチョ・ファッブリ(LUCIO FABBRI / Violin, Guitars, Keyboards)
準メンバーとも言えるサポートメンバー。スキンヘッドでジャンルカと上手・ルーチョと下手で並ぶと面白い光景。
前回の来日ではエレクトリックヴァイオリン使用、今回はアコースティックヴァイオリン+ピックアップ。
キーボードはTRITON 1台、ギターはテレキャスとエレアコを使用。
全体として、PFMならではの巧みな演奏力と熱量、そしてちょっとコミカルな舞台演出も楽しめるライブでした。チョッチョのテンションと各メンバーの技巧が織りなす濃密な時間で、特にアコースティックギターやバイオリンの美しい音色が印象に残ります。
〜Setlist〜
(1st set)
River Of Life「人生は川のようなもの」
Photos Of Ghosts「幻の映像」
Maestro Della Voce「声のマエストロ」
La Luna Nuovo / Four Holes In The Ground「原始への回帰」
Overture(Dracura)
Out Of The Roundabout
Suonare Suonare(2nd set)
L'Isola Di Niente「マウンテン」
Dove... Quando...「何処で… 何時…」
Il Banchetto「晩餐会の三人の客」
Guitar Solo - Doleissima Maria「通りすぎる人々」
Harlequin「ハーレクイン」
Chocolate Kings「チョコレートキングス」
Volta La Carta
Rossini's William Tell Overture
La Carozza Di Hans「ハンスの馬車」
(Encore)
Impressioni Di Settembre「九月の情景」
E' Festa「祭典の時」(追い出しBGM:「原子心母」Pink Floyd)
