韓国のギタリスト、Jack Leeの日本デビューアルバムです。90年代からニューヨークを拠点に活動していたらしく、これまでソロアルバムはいくつかリリースされているようです。本作が日本で初めて発売されたアルバムとなります。
パーソネルは以下
- Jack Lee(g, b)
- Norihito Sumitomo(ewi, ts, key)
- Charles Bkenzig(pf, key)
- Lewis Pragasam(ds, perc)
- Bobby Singh(tabla, perc)
- Suphala(voice, tabla)
- guest:Toninho Horta(a.g, perc, voice)4曲、Dave Grusin(pf)、Harvey Mason(ds)、Melvin Davis(b)2曲
前評判通り、Pat Metheny、Toninho Horta、John McLaughlinなどの影響を色濃く感じさせるサウンドです。冒頭の「Scenes From The Past」はブラジリアンなリズムにアコースティックギターのストロークが絡み、クリーントーンのメロディが心地よく響きます。フレージングやアンサンブルからは影響元を想起させますが、単なる模倣ではなく独自の音楽として楽しめます。
「An Episode Of Journey」では壮大なスケール感の演奏に加え、ギターとEWIが絡むメロディアスな展開が印象的です。フュージョン的なゴリゴリのサウンドから、アジアン・オリエンタルな雰囲気まで幅広く展開し、バリエーション豊かな世界観を楽しめます。ゲストのToninho Hortaが参加する「All Of Those Things」では、ボッサギターとボイスが彩りを添え、Norihito Sumitomoのサックスがアルバム全編でアクセントとなっています。
評価は分かれるかもしれませんが、個人的には楽曲の魅力に惹かれ、非常に楽しめました。ギタリストとしてというより、曲そのものの完成度の高さが印象的です。他のアルバムもぜひ聴いてみたい作品です。なお、ギターはIbanezのメセニーモデル。
