クリスマスイブの夜、ブルーノート東京でポーランドの歌姫アンナ・マリア・ヨペックのライブを堪能してきました。一昨年の来日公演ですっかり魅了されて以来、再会を心待ちにしていましたが、期待を遥かに上回る素晴らしい一夜となりました。
今回のステージで特筆すべきは、ピアニストのクシシュトフ・ヘルヂンの存在です。彼の加入によってバンドアンサンブルの強度が格段に上がっていました。変拍子の難曲でも迷いなく弾き倒すアグレッシブなアドリブはもちろん、驚くほど表現力豊かなスキャット、さらにはパーカッションまでこなす八面六臂の活躍ぶり。リコーダーだけは少し微笑ましい腕前でしたが(笑)、その自由奔放なスタイルがバンドに新たな息吹を吹き込んでいました。
ヨペックさんとメンバーたちの深い信頼関係は健在で、ステージから溢れ出すポジティブなエネルギーが客席にも伝播し、会場は終始笑顔と興奮に包まれていました。
TC-HeliconのVoiceLive 2と2本のマイクを駆使した幻想的なボーカルパフォーマンスも健在で、その音響的な深みには今回も圧倒されました。
セットリストは、やはりパット・メセニーとの共演曲で最高潮の盛り上がりを見せましたが、スキャットパートを観客に歌わせるなどの心憎い演出もあり、ライブとしての完成度は極めて高かったです。もちろんメセニー曲以外も名曲揃いなので、もっと多くの人に彼女の幅広いディスコグラフィに触れてほしいと切に願います。
終演後には、最新の3枚組ボックスセットにサインをいただき、記念撮影までしていただくという贅沢な時間も。妻と共にすっかりミーハー気分で楽しんでしまいましたが、これ以上ない最高のクリスマスプレゼントとなりました。
Setlist
- KIEDY RANNE WSTAJA ZORZE
- ZACHODZ ZE SLONECZKO
- LAURE I FILON
- SZEPTY I LZY
- OJ LULAJ,LULAJ
- PRZYCHODZ MILY,DZIEN JUZ BIALY
- POZNALEM DZIEWCZYNA
- FOLLOW ME
- USISZ SIE
- ODE MNIE
- BOG SIE RODZI
- CHCE BYS MIAL SPOKOJNE, DOBRESWIETA
- CYRANECZKA
- SNIEG, NA CALEJ POLACI SNEG
Member
- Anna Maria Jopek(vo)
- Krzysztof Hrdzin(pf)
- Marek Napiorkowski(g)
- Robert Kubiszyn(b)
- Pawel Dobrowolski(ds)
http://www.bluenote.co.jp/jp/artist/anna-maria-jopek/
http://www.bluenote.co.jp/jp/movie/2011/12/_report_anna_maria_jopek_1.html
整理番号2番は妻のお手柄。写真の会場で販売されていた最新アルバムは、まだ国内では流通していないようですが、ヨペックさんの公式サイトに日本語訳された各アルバムの紹介記事が掲載されています。小曽根真さんとのアルバム『HAIKU』から聴こうと思っていますが、どれも年末年始のお楽しみ。
さらに小曽根真さんとのコンサートの情報なども……
http://anna-maria-jopek.com/jp/index.html
2012年 1月7日(土曜日)− 東京、19:00
江戸川区総合文化センター:小曽根真と「HAIKU」コンサート
すっかり情報を逃してましたが、まだチケットは残っていたようなので(小曽根真 ニューイヤー・ジャズ)、出遅れましたがなんとか予約完了。小曽根さんのブログを見てみると、昨年にこのメンバーでポーランドツアー(「Sound of 俳句」)をやっていたのだとか。
Poland Tour, 大成功でした!!(Makoto Ozone Blog)
ヨペックさんのサイトによると、BNT公演を終えて一度帰国してから年明けに再来日、とのことですが、このような素晴らしいアーティストを半月も開けずに見られるだなんてありがたいものです。

