昨年末のブルーノート公演からわずか2週間。アナ・マリア・ヨペック(Anna Maria Jopek)が再来日し、しかも小曽根真さんと共演するという夢のようなコンサートが実現しました。2010年のショパン・イヤーでの共演をきっかけに、ポーランド国内でツアーを行ってきた二人。その手応えを日本の観客にも届けたいという小曽根さんの熱い思いにより、今回のステージが形となったそうです。
ライブのコンセプトは「ポーランドと日本の伝統音楽をジャズで繋ぐ旅」。マズルカやオベレックといったポーランドの民族舞踊のリズムと、日本の横笛などが、ジャズという自由な言語を介して一つの物語を紡いでいきます。ショパンの楽曲がこれほどまでにエモーショナルに、かつモダンに響くのは、小曽根さんの創造力とAMJの唯一無二の歌声が共鳴しているからに他なりません。
会場となった江戸川区総合文化センターは非常に美しく、文化振興への熱意を感じさせるホールでした。約1500人収容の大ホールは8割近くが埋まり、新春にふさわしい清々しくも熱気あふれる空気に包まれていました。
音楽家たちの温かな素顔
終演後には、小曽根さんとヨペックによるサイン会が開催されました。長蛇の列を横目に少し休憩してから最後尾へ並び30分ほど。ヨペックさんとは「2週間ぶりの再会」を果たし、そして小曽根さんには直接、労いの言葉を伝えることができました。
驚いたのは小曽根さんの人柄です。長時間の熱演でお疲れのはずなのに、逆にこちらを気遣ってくださるような言葉をかけていただき、その温かさに深く感動しました。世界を舞台に活躍する音楽家の器の大きさを肌で感じた瞬間です。
http://edogawa-bunkacenter.jp/cgis/hall_detail.cgi?PerformInfoNo=3680&PerformPlaceNo=1
小曽根真 ニューイヤー・ジャズ
出演者
- 小曽根真(ピアノ)
- アナ・マリア・ヨペック(ヴォーカル)
- ピョトール・ナザルク(シタール)
- ロバート・クビスジン(ベース)
- パヴェル・ドブロヴォルスキ(ドラムス)
- 福原友裕(横笛)
公演担当者より
世界の小曽根が新たなる挑戦。日本とポーランドの伝統音楽をジャズのスタイルでつづる音楽の旅は、東京では江戸川のみで行われます!ショパン生誕200周年である2010年に小曽根真が発表したアルバム、『Road to Chopin』にアナ・マリア・ヨペックがゲストとして参加。この二人のコラボレーションは創造力に満ち溢れ、たとえ同じ曲でも毎ステージ全く違った演奏で表現される。今回のライブは、そんな小曽根が今最も信頼を寄せるヴォーカリストである彼女と再びタッグを組み、マズルカやオベレックなどポーランドの伝統的な民族音楽に、日本の伝統音楽をジャズという自由なスタイルを用いて共存させた、今までになかったまったく新しい音楽が演奏される。
2010年秋、大成功を収めたポーランド公演でステージを共にしたメンバーが江戸川に集い、その夢のステージが実現する。2012年の幕開けにふさわしいライブになることは間違いないだろう。後援:ポーランド共和国大使館
協力:島村楽器株式会社
