John McLaughlin率いるMahavishnu Orchestraの1970年代と1980年代のライブを収録した2枚組DVDです。日本版の半値以下で購入できる輸入盤(リージョンフリー)が非常にお得です。
まず1974年とプリントされているDVDを再生したところ、表示されたのは1984年の映像でした。ミスプリントのようですが、そのまま鑑賞しました。収録時間は2時間弱で、見応えがあります。メンバーはJohn McLaughlin(g)、Bill Evans(sax)、Marsha Westbrook(sax)、Mitchell Forman(key)、Jonas Hellborg(b)、Danny Gottlieb(ds)という布陣です。
McLaughlinはギターシンセも多用しており、初期のMahavishnu Orchestraよりモダンな80年代的ハードフュージョン路線を展開しています。キーボードのMitchell Formanは非常に印象的で、スウェーデン人ベーシストJonas HellborgはJohanssonとのセッションでも知られる存在です。フロントのBill Evansら若手メンバーに囲まれ、70年代のMahavishnu Orchestraに比べると整然としたフュージョンサウンドの印象です。
Danny GottliebはPMGのメンバーと同一人物です。インプロヴィゼーションではギターシンセで「Isn't She Lovely」を演奏するなど、McLaughlinの遊び心も感じられます。初期のMahavishnuファンには好みが分かれるかもしれませんが、このサウンドも魅力的です。
ラストで2回演奏される「Mitch Match」は非常にポップで気に入りました。この曲が収録されている『Adventures In Radioland』は廃盤ですが、iTunes Storeで単曲購入が可能です。ギターシンセやシモンズを多用したエレクトリックな音色と、初期PMGを思わせるキャッチーなテーマは、個人的にフュージョンと聞いて最初に想像するサウンドです。
続いて1974年盤。収録時間は2時間強ですが、映像付きは50分程度で、残り1時間ほどはオーディオトラックのみの収録です。
メンバーはJohn McLaughlin(g)、Bob Knapp(fl,per)、Steve Frankovitch(horns)、Gayle Moran(org,vo)、Jean-Luc Ponty(vln)、Steve Kindler(vln)、Carol Shive(vln)、Phillip Hirschi(cello)、Ralphe Armstrong(b)、Michael Walden(ds)です。キーボードはChick Coreaの妻で、Narada Michael Waldenのドラムも見所のひとつです。ストリングオーケストラを組み込んだスリリングなジャズロックを楽しめます。初期メンバーの映像も見てみたいですが、こちらも非常に充実した内容です。
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