- アーティスト: イット・バイツ
- 出版社/メーカー: WHDエンタテインメント
- 発売日: 2006/03/24
- メディア: DVD
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ハードロック、プログレッシブロック、そしてニューウェーブ等からの影響も見られる彼らのサウンドは、当時プログレファンを中心に評価が高かったですが(ビジュアル人気も高かったバンドなので女性ファンも多かったですね)、今見てもその独自性は色褪せることがありません。タイトでスリリングなインストゥルメンタルの演奏とFrancis DunneryのPeter Gabrielを思わせる少しクセのあるボーカルが作り上げる唯一無二のIt Bitesワールド。プログレハード系のバンドは数あれど、今も尚、このオリジナルアルバム3枚で解散してしまったバンドに、多くのコアなファンがいることは、このDVDを見ることで少しは理解して頂けるかもしれません。
しかしFrancis Dunnery上手いなぁ。ボーカリストとしても充分に個性的ですが、ギタリストとしての腕前も一級品。このDVDでは黒のフェルのロック式のストラトシェイプに、フェンダーのストラトを弾いてますが、ギターをかなり高めに構えたスタイルや、流れるような端正なフレージングは、やはり後輩格にあたるDream TheaterのJohn PatitucciはFrancisの影響も受けてるんじゃないかな、と思わせます。
王子様John Beckのキーボードブースは正面にDX-7とJX-10(Super-Jx)をセッティング、左右の機種は確認できませんが、ハモンド、Moog等が中心の70年代のプログレキーボードとも違う、独特のカラフルな音色で楽曲を彩ります。「Screaming On The Beaches」ではKORG RK-100(覚えてる人いるかな?w)を手にソロを弾きまくり、ってこれショルキーでやってたのですね。
うーん、以前mixiで見かけたIt Bitesセッションみたいなの、何処かでないかな?w