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音楽の話はここで書くかもしれません

「哀 戦士・Z×R」Richie Kotzen

試聴したら思ったほど悪くなかったので。

さて、まずなによりジャケがダサい。ブックレットにはRichieのガンダムへの熱い思いがありますが、これはかなり嘘くさい。そしてドタキャンになったCindy Lauperの謝罪コメントがペラで入ってますが、「ガンダムを知るほどに、奥の深さ複雑さが分かり、もっと時間が必要でした」とか嘘つけ…。

パーソネルは、Richie Kotzen(vo, g)、Billy Sheehan(b)、Franklin Vanderbilt(dr)の3人だけ記載されてますが、Billy Sheehanは全曲で弾いてるのかな?
リードトラックはいきなり「水の星へ愛をこめて」、シンセのイントロをギターで弾いていて演歌丸出しの微妙さですが、Richieの歌の方はいい感じで期待させるオープニングです。愛着のある歌メロがラフに変えられてしまってるのが残念。
Richieさんいつになく弾きまくり。シュラプネル時代を彷彿とさせる強烈な速弾きのオンパレードで、当時のYG誌だったらレビューに奏法マーク4つ位付きそう。ブックレットにストラトを持っている写真が多いですが、確かにいつものテレキャスっぽい音では無いかも。録音は悪くは無いですが、シンセ系のダビングなど、いかにも低予算/企画モノといった感じの音。

続く「翔べ!ガンダム」で笑かせつつ「哀・戦士」、これはなかなか悪くないかな。井上大輔メロディの良さが光りますが、同様に「Z・刻をこえて」「風にひとりで」「めぐりあい」等も英歌詞+Richieのソウルフルな歌唱がハマって格好いいですね(メロの変更に一部違和感を感じますが)。アレンジは基本的にオリジナル踏襲で、HRバンド編成のアレンジでやってますといった感じ。

この手のCDは、後になって聴き返すことが無いだけに、今のうちにしっかり聴いておこう。個人的には「Z・刻をこえて」が気に入りました。カッティング、ブリッジやサビのオブリ、原曲のアレンジにもあるパーツですが、バンドアレンジがハマってます。