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『哀 戦士・Z×R』Richie Kotzen

Richie Kotzenによる謎のガンダム曲カバーアルバム。

パーソネルは、Richie Kotzen(vo, g)、Billy Sheehan(b)、Franklin Vanderbilt(dr)の3名がクレジットされています。Billy Sheehanは全曲でベースを弾いているかは不明ですが、演奏の存在感は十分です。

リードトラックの「水の星へ愛をこめて」は、シンセのイントロをギターで。Richieの歌唱は力強く、オープニングとして期待を持たせます。原曲の愛着あるメロディがラフに変えられている点は少々残念です。

Richieはシュラプネル時代を彷彿とさせる速弾きや技巧的なギタープレイを随所で披露しています。ブックレットではストラトキャスターを持った写真が多く、普段のテレキャスとは異なるトーンで演奏されています。録音自体は悪くありませんが、シンセのダビングなどにより、いかにも低予算/企画盤的な印象も受けます。

続く「翔べ!ガンダム」や「哀・戦士」はユーモアもありつつ、井上大輔作曲のメロディの魅力が際立っています。「Z・刻をこえて」「風にひとりで」「めぐりあい」なども、英語歌詞とRichieのソウルフルな歌唱がマッチしており、オリジナルを踏襲しつつHRバンド編成でアレンジされています。

個人的には「Z・刻をこえて」がお気に入り。カッティングやブリッジ、サビのオブリガートなど、原曲のアレンジを生かしたバンドアレンジが見事です。