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Lyle MaysやJohn Beckが使っていたデジアナシンセ:Roland JX-10(Super JX)

Lyle MaysやJohn Beckが使っていたデジタル&アナログのハイブリッドシンセとして、真っ先に思い浮かぶのがRoland JX-10、通称Super JX。

1992年の「Live Under The Sky」や、2002年の「Speaking of Now Live」ジャパンツアーの映像を見ると、グランドピアノの上に鎮座しているシンセがこのJX-10。The Way UpツアーでTRITON Proに置き換わるまで、Lyle Maysがシグネチュアトーンとも言えるシンセリードを鳴らすために使われていた重要な機材です。
元々はOberheim系の音色がルーツですが、その役割をJX-10が担っていた時期が長かった印象です。リードだけでなく、「Are You Going With Me」で聴けるハーモニカの音色もJX-10だったでしょうか(こちらも現在はTRITON Pro)。


さて、JX-10といえば、It BitesのJohn Beckも忘れてはいけません。「。「Kiss Like Judas」に代表される、あの煌びやかで抜けの良いシンセブラスなどはJX-10で鳴らしていたようです。YAMAHA DX7と二段重ねにする当時のセッティングは、まさに80年代キーボード・シーンの象徴的な光景。

「Live Under The Sky」のLyle Maysのセットをよく見ると、左手側にはKORGのDW-8000も置かれています。JX-10とほぼ同時期の、アナログとデジタルのハイブリッドシンセで、個人的には初代Dream Theaterのキーボード奏者、Kevin Mooreの愛機としても強く印象に残っている機材です。
数年前、都内でコンディションの良いDW-8000がかなり安く売られているのを見かけたことがあるのですが、あの時に迷わず買っておけば良かったな、と今でも軽く後悔しています。

そんな思い入れたっぷりのRoland JX-10が、なぜかうちにあったりします。以前、かなりの格安で手に入れたものの、音作りに必須とも言えるPG-800を持っていないこともあり、さらに置き場所の問題もあって、現在はハードケースに入れたまま実家に置きっぱなしの状態。いずれちゃんと向き合おう、と思いつつ年月だけが過ぎていきます。

それにしても、このJX-10、背面パネルがまさかの黒く塗ったベニヤ板。当時のRolandの最上位機種だったはずなのに、この割り切り方はなかなか衝撃的です。内部構造や重量の関係だったのか、あるいはコストダウンの産物だったのか。