Joni Mitchellのライブ映像といえば『Shadows And Light』(1979年)しか見たことがなかったのですが、先日コメント欄で教えていただき、早速購入しました。ようやく鑑賞することができました。
1983年のライブ映像ですが、客席が映らないこともあり、ライブ感は少し希薄です。スタジオライブに近い雰囲気も感じられます。 『Shadows And Light』は、Jaco Pastorius、Pat Metheny、Lyle Mays、Michael Brecker、Don Aliasという、今では再現不可能な驚くべきメンバーが揃ったバンドでした。対してこちらのバックは、当時の夫でもあるLarry Klein(b)をはじめ、Mike Landau(g)、Vinnie Colaiuta(ds)、Russell Ferrante(key)という、名うてのフュージョン系セッションミュージシャンによる布陣です。
Mike LandauとVinnie Colaiutaという組み合わせも魅力的ですが、YellowjacketsのRussell Ferranteも個人的に見逃せない存在です。余談ですが、この頃のカリウタさんは少しふっくらしているのが気になります。
演奏はこのメンバーだけあって非常にタイトで、アンサンブルも完璧です。ハードなMike Landauのギターがフィーチャーされていることで、かなりロック色の強い仕上がりになっています。収録曲の中で唯一『Shadows And Light』と重なっている「Raised On Robbery」を聴き比べてみても、Joniの歌唱はよりエッジの効いたロックなスタイルに変化しています。(ちなみに『Shadows And Light』での同曲は、楽しそうにロックンロール・ピアノを弾く若き日のLyle Maysが最高でした) Joniが弾いているギターは、IbanezのGeorge Bensonモデルでしょうか。彼女の独特な奏法は、やはり目を引きます。
『Shadows And Light』にも「Coyote」などで見られましたが、演奏以外のイメージシーンが各所に挿入される演出は、人によっては少し過剰に感じるかもしれません。約60分という短めの収録時間ですが、リージョンフリーの輸入盤で1,800円(HMVなら1,700円)というリーズナブルな価格を考えれば、十分納得できる内容です。
せっかくなので、久しぶりに『Shadows And Light』もあわせて見直してみようと思います。
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