ポピュラー音楽とクラシックを融合させる試みは、これまでも多くのアーティストが挑戦してきましたが、本作はまさにその最新進化系。クラシックを自らの音楽世界へ貪欲に取り込み、全く新しいエンターテインメントへと昇華させています。 もともとBSO自体、ビッグバンド・ジャズとロックを融合させるというブライアンの挑戦から始まったプロジェクト。近年のストレイ・キャッツ復活やソロ活動を経て、再びBSOを始動させるにあたり、彼がさらなる新境地を求めたのは必然だったのかもしれません。
聴き慣れたクラシックの名旋律たちが、見事なまでにBSO印の「ご機嫌なスウィング・ナンバー」に生まれ変わる様は、実に痛快で楽しいの一言。この手の企画にありがちな「無理やり感」は一切なく、まるで最初からこのアレンジで書かれていたのではないかと思わせるほどのハマり具合です。思わずニヤリとさせられる遊び心も満載で、最後まで一気に聴かせてくれます。
また、本作は2曲を除いてインストゥルメンタル中心の構成(クラシックなのに歌モノがあるのも面白いですが)。そのため、いつも以上にブライアンのギタープレイがフィーチャーされており、ギターファンにはたまらない仕上がりになっています。
