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Juice=Juice コンサート2020 〜続いていくSTORY〜宮本佳林卒業スペシャル@日本武道館/2020.12.10(木)18:30開演

昨年の代々木競技場からほぼ1年ぶり、Juice=Juiceのコンサートに行ってきました。当初6月に開催予定だった宮本佳林卒業コンサートがコロナ禍の影響を受けて延期したもので、東京都内の感染者数が高止まりを続ける第三波真っ只中でのコンサート開催は、関係者の並々ならぬ苦労と尽力があったことでしょう。

開演前の日本武道館前は見慣れたコンサート開演前の光景と比較して明らかに人が少ない…… というのも収容人数を約半分に減らしてのコンサート開催。2階席への入場も普段とは異なる経路が取られ、極力人の混雑を避ける配慮がされていたようです。チケット確認も目視のみで、もぎりもされないまま入場。

座席は横1席飛ばし、前後列を交互にしたもの。密を避けるための苦肉の策ながら、コンサート鑑賞という観点からは非常に贅沢で見やすい環境なのが皮肉。コンサート中もマスク着用、着席、声援は禁止というもの。そんな中でもファンたちはペンライトを手に、思い思いの気持ちを乗せた応援と熱い視線をステージに送り続けます。

セットリストは中盤まで自分好みでかなり気持ちも盛り上がっていたのですが、換気のために外気が吹き込んで冷え込む武道館の座席でひたすら寒さに耐えていた後半戦(着席で体を動かせないのでとにかく冷える)。アンコール前にトイレに立つ人が多かったのも仕方がないことでしょう……。

コンサートはとても良かった。改めて宮本佳林という圧倒的な“センター声”の存在感を強く感じさせられましたし、この声が抜けてしまうグループを残されたメンバーたちがどう埋め、新たな色を作って行くかには注目ながらも本当に大変なこと。自分自身も宮本佳林の歌声が聴こえないJuice=Juiceというグループがまだ想像付かない所もありあるものの、これまで多くの先達グループが通ってきた道でもありますし、きっと乗り越えてくれることでしょう。
得意のヒューマンビートボックスや艷やかな歌声で早速の存在感を見せつけてくれた元こぶしファクトリーの井上玲音さん、声のトーンが既存メンバーのタイプに近い所もあって、どう個性を出して行くのかが課題にも感じましたが、そういえばウェット声の代表でもあるリーダーのかなともがいつ卒業してもおかしくないんですよね(寂)。

〜Setlist〜

  1. 「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?
  2. 好きって言ってよ
  3. プラトニック・プラネット
  4. 風に吹かれて
  5. 禁断少女
  6. 愛・愛・傘
  7. 銀色のテレパシー
  8. 如雨露
  9. メドレー(宮本佳林+)
    1. 伊達じゃないのよ うちの人生は(+井上)
    2. アレコレしたい!(+工藤)
    3. 背伸び(+松永)
    4. Vivid Midnight(+稲場)
    5. Sexy Sexy(+段原)
    6. スクランブル(+植村)
    7. ラストキッス(+高木)
    8. 香水(+金澤)
    9. 大人の事情(+金澤、高木、植村)
  10. CHOICE&CHANCE
  11. ポップミュージック
  12. この世界は捨てたもんじゃない
  13. 未来のフィラメント
  14. がんばれないよ
  15. 微炭酸
  16. 私が言う前に抱きしめなきゃね
  17. ロマンスの途中
  18. 生まれたてのBaby Love
  19. 泣いていいよ
  20. 続いていくSTORY【ENCORE】
  21. Magic of Love【ENCORE】
  22. Wonderful World【ENCORE】