hello! progress!!

音楽の話はここで書くかもしれません

UKZ Japan Tour 2009@STB139/2009.6.11 thu. 19:30〜

  • Eddie Jobson (key/vln), Aaron Lippert (vo), Trey Gunn (b), Alex Machacek (g), Marco Minnemann (d)


興奮冷めやらぬUKZのJapan Tourも終わり、各所のブログ等で熱いライブレポを読むことができます。さすが30年来のプログレ親父/おば(ry 達だけあって、セットリストやMCについて詳細に、思い入れたっぷりに語られていて、読んでいるだけでお腹いっぱい。それらを読んだ後では、自分に書けることなんて何も残されておりませんw 、、、ということで、少々目先を変えて?当日Eddie Jobsonの弾いていた楽器などについて少々、あと他のメンバーの演奏についても注目してみようと思います。

まず、Eddieのセットですがステージ上には2台の88鍵盤のマスターキーボードのみ。それらを特殊な形状のスタンドに設置しています。上段にはKORGのM50-88、上位機でなく普及機をセットしていたことに少々驚きましたが、ボーカルのAaron用にももう1台用意されていたので、これは国内で調達した機材でしょうか。
そして分からなかったのが下段の鍵盤。ツアー最終日のこの公演終了後、即売会としてこのEddie使用キーボードが聴衆のオークションにかけれれるというサプライズもありましたが、この鍵盤がなんだったか分からないのですよね。近くで見てもメーカー/型番が何処にも書いてなかったですし。入札前の情報として¥70000程度の製品とのことでしたが、その価格帯だと音源非搭載のマスターキーボードのような気がするのですが…。CMEのUF80かYamahaのMO8かなぁ、とも思ったのですが、終演後、STBでチケット先行予約者に配布された当日の写真を見ると、どちらも違うっぽいなぁ。当日、2階席でお見かけした小川文明さんがEddieにインタビューされているようなのでが、キーボードマガジンの取材なら後日、機材についても知ることができるかな?

ちなみに足下はサスティンペダル×2とERNIE BALLのボリュームペダル×2、GROUND CONTROL PROのフットスイッチという感じ。GROUND CONTROL PROとERNIE BALLはもう1セット客席寄りにあって、こちらはエレクトリックヴァイオリンを弾く際に使っていました。

さて、今回のUKZに足を運んだ多くの人が感じたと思うのは、Eddie Jobsonの弾くキーボード音色がことごとくUK時代の音色をほぼ完璧に再現していたこと。「Night After Night」や「Alaska」のCS-80、ハモンドオルガン、「Rendezvous 6:02」のCPといった当時の楽器の音色はもちろん、SEなども当時のシンセかマスターテープからサンプリングされて(サンプルのトリガーはM50の低音域だったかな)、ずばりそのもののサウンドが鳴る度に聴衆から歓声!!!!、といった具合。恐らく音源は最下手に控えていたマニピュレーターの人が操作していた、2台のMacBook Proにソフトシンセやサンプラーが立ち上がっていたのかと思いますが、一見シンプルの極みに見えるセッティングながら、最新の電子楽器テクノロジーに長けたEddie Jobson(ZINCではシンクラビアも使ってましたね)ならではの完璧なセッティングだったと思います。もちろん、それらを演奏するEddieの演奏技術が、Alex MachacekやMarco Minnemannといった現代の超テクニシャン達を従えても、全く負けてないだけの高水準をキープしていたことが大きいのですけども。
(まだまだ続け?)