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音楽の話はここで書くかもしれません

『キーボード・マガジン 地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ』

“ドM系”ギター教本としてお馴染み「地獄シリーズ」のキーボード版が出ていたので購入してみました。著者は、あの小川文明氏。私自身、文明氏の『究極のキーボード練習帳』シリーズのファンなので、これは避けては通れない一冊です。

純粋な鍵盤のメカニカルトレーニングであれば、ハノンやツェルニーといったクラシックの教本が最も効果的なのかもしれません。しかし、日本を代表するロック・キーボーディストによる、プログレやHR/HMに特化した書き下ろしエクササイズが50本(+トレーニングフレーズ150本)も収録されているとなれば、ロック好き鍵盤弾きの端くれとしては見逃せません。

本書には、ジョン・ロードやリック・ウェイクマン、ヤン・ハマーといったレジェンドから、私が憧れたイェンス・ヨハンソン、さらには90年代以降のメタル鍵盤界を牽引するヴィタリ・クープリ、アンドレ・アンダーセン、デレク・シェリニアンらのスタイルを模倣したエクササイズまで網羅されています。ちなみに文明氏、これら90年代以降のメタル勢については、本書の執筆にあたって初めてCDを聴いたという方もいたようです(実は私も結構知らない名前があったりします……笑)。

個人的に致命的な弱点である「両手のユニゾン」や「コンビネーション」を鍛えるエクササイズは、積極的に取り入れていきたいところ。また、文明氏の教本ならではの、楽器ごと(オルガン、Moog、ピアノ等)の特殊奏法に特化したメニューも、単なる指の運動を超えた実践的なトレーニングになりそうです。

また、このようなセミナーも開催されるようです。
小川文明・地獄のキーボードセミナー