hello! progress!!

音楽の話はここで書くかもしれません

「Rhyme-Stone in Cotswolds」

先日のKENSOライブ、こちらも感想書いてなかったなぁ、とぼやぼや思い出してみるの。キーボード弾きの端くれとしてまず開演前に気になったのが小口さんのキーボードセッティングに変更があったこと。従来通りの2段×2段は同じながら、ニの字(清水先生から「Eddie Jobson気取りでいい気なモノ」とからかわれてましたw)からL字セッティングに変更。Trinity/Motif ES/V-Synth/XK-2というのは変わらずかな。

今回演奏された曲のいくつかで、細かいアレンジの微調整が加えられていましたが、特に小口氏のキーボード(特にKX-2によるオルガン)をフィーチャーした部分が多かったようにも思えます。今までSynth Pad等が鳴っていた部分など、オルガンに置き換わっていたりとか。
標題曲は「うつろいゆくもの」に収録された、光田健一氏の作曲で、同じく光田氏による「Echi dal Foro Romano」と並んで、光田氏らしいシンフォニックかつロマンチックなKENSOの新たな一面を見せてくれる曲。CDには無いライブアレンジで演奏される後半のブレイクが秀逸で、光田氏の[A−C#7−Bm7−F#m7−D△7−E−F#m7−G#m7](みたいな感じの?)ピアノのコードプレイに絡む小口氏のオルガンに涙。これまでB3をあまり意識してないという、ダイナコードのレスリーシミュ(?。過去のKBマガジンのインタビュー通りなら)を通した個性的なオルガントーンの小口氏でしたが、今回のライブでは比較的ハモンドクローン的な音色が前面に出ていた気がしますが、そのピアノとオルガンの絡みが、個人的に非常にツボだったという話。うーん、伝わらないよねw
小口曲「Tjandi Bentar」では、笑顔で小口氏の方を見ながらソロを取る光田氏など、お互いの楽曲をリスペクトし合っているのを感じられる場面を見られたりというのも、2列目の良席からライブを見ることができたことによる収穫の1つでしたねぇ。
あのライブからまだ3週間と少しですか。圧倒的なパワーに当てられてはっぱをかけられたのか、若干空回り気味ながらも不思議と充実した毎日を過ごせているここ最近。清水先生ありがとう。