イスラエル出身のギタリスト、Oz Noyによる3rdアルバム。ジャズ、ファンク、ロックといったジャンルを自在に横断するスタイルは本作でも健在で、終始エネルギッシュかつ切れ味のあるプレイを楽しむことができます。
おなじみのダブルドラム編成にWill Lee(b)を加えたリズム隊とのコンビネーションは安定感抜群で、特にKeith Carlockのドラムは楽曲全体を力強く牽引しています。また、Vinnie Colaiuta(ds)やJim Beard(key)といったLA勢が参加した楽曲も収録されており、アルバム全体に良いアクセントを加えています。
前作と比べると、アレンジや展開の難解さはやや抑えられており、Oz Noy独特の個性を保ちつつも、より聴きやすい印象を受けます。そのため、ロックギターを好むリスナーにも違和感なく入りやすい内容と言えるでしょう。
簡潔な紹介にはなりますが、本作はこの年に聴いたギター系インストゥルメンタル作品の中でも、特に印象に残る1枚です。技巧と音楽性のバランスが取れたアルバムとして、幅広い層に勧められる作品だと思います。
