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「Natural Elements」Shakti With John McLaughlin

Natural Elements

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昨年、あまり予備知識のないままRemember Shaktiの来日公演を見てしまったのですが、不勉強を反省しつつShaktiの音源を聴いています
本作は1977年発表の3rdアルバムで、70年代Shaktiとしては最後の作品にあたります。

Shaktiは、ギタリストのJohn McLaughlinがMahavishnu Orchestra解散後、インド人ミュージシャンたちと結成したバンドで、端的に言えば「超絶技巧によるインド音楽」といった趣です。それまでMcLaughlinが追求してきたジャズ志向の音楽とは、表面的にはかなり異なる世界に聴こえますが、音楽に対して真摯に向き合い、自身の表現を徹底的に掘り下げる姿勢は一貫しており、本作にも強い「McLaughlinらしさ」を感じ取ることができます。ジャンルを超えて広がる、いわば“McLaughlinワールド”がここでも展開されています。

McLaughlinのアコースティック・ギターとL. Shankarのヴァイオリンによるツインリードのスタイルは、ある意味でMahavishnu Orchestraの延長線上にあるとも言えるでしょう。圧倒的な超絶技巧だけでなく、起伏に富んだ緩急のある展開があり、その音楽はジャンルの壁を越えて、聴き手の感覚に直接訴えかけてくる純度の高さを持っています。美しいメロディを持つ楽曲や、「ポップ」と表現しても差し支えなさそうな要素も含まれており、意外に聴きやすいアルバムとも言えそうです(他の作品を十分に聴いていないため断言はできませんが)。

それにしてもZakir Hussainのタブラは圧巻です。昨年、実際に演奏を目の当たりにしましたが、正直なところMcLaughlinのギター以上に強い衝撃を受けました。

また、70年代の録音とは思えないほど音質が優れている点も特筆すべきでしょう。手元にあるのは1997年発売の国内盤ですが、リマスターの効果も相まって、生楽器のみで構成された演奏が極めてクリアに収録されています。余計な加工を感じさせない自然な音作りで、各楽器のダイナミクスやニュアンスを存分に味わうことができます。