このアルバムの目玉の1つが本人による膨大な解説集。オリジナルテキストは本人の公式サイトにもありますが、楽曲毎のレコーディングにおける各種データ(パーソネル、録音スタジオ、使用ミキサー、レコーダーに至るまで!)、そして楽曲に纏わる背景や思い出が事細かに、国内盤には50頁弱(!!!)の分厚いブックレットとして付属しています。おかげでジェルケースが通常のものより厚い。マイクやエフェクト、イコライジング等の解説にどれだけのリスナーが興味あるのか分かりませんが、一部のマニアにとっては、たまらない情報の数々でしょうね。
収録曲のどれも、とても30年前に録音されたものと思えないクリアな音質で、Graydonの作業の苦労が相当のものだったことが伺えますが、解説ブックレットも最高に面白く、興味深いエピソードも数多く収録されているので、Airplay、David Fosterのファン、そして以下のミュージシャンの名前にピンと来るような人なら、間違いなく買いの1枚でしょう。
公式サイトよりのコピーですが、参加ミュージシャン(Graydon以外)は
- Keyboards:David Foster, Greg Mathieson
- Drums:Jeff Porcaro, Willy Ornelas, Mike Baird, Ralph Humphrey
- Bass:Dave McDaniel, David Hungate, Mike Porcaro
- Vocalists:Bill Champlin, Ed Whiting, Marc Jordan, Tata Vega, Lisa DalBello, Nettie Gloud, Carmen Twillie