ブルーノート東京でラリー・カールトンとロベン・フォードの共演ライブを見てきました。
ラリーさんといえば、これまでにフュージョンギターブームの双璧であったLee Ritenourとの「Larry & Lee」や、師弟関係でもあるSteve Lukatherとのプロジェクトなどがありました。ロベンさんとの共演は1970年代にあったようですが、その後の二人の輝かしいキャリアを経ての共演となれば、ギターファンならずとも見逃せません。ブルーノート東京公演初日の2nd Showに足を運びました。
すでに大阪公演や東京JAZZでのステージを終えているだけあって、初日といえどもバンドの息はぴったりでした。終始メンバー間に笑顔が絶えない、リラックスしたムードのライブとなりました。
それにしても、二人のギタートーンとプレイの心地よさは格別です。ギター、アンプ、そして超一流の技術、そのすべてが揃っている結果でしょう。コテコテのフュージョンとは異なり、ブルースフィールの強い緩急の効いたプレイは絶品でした。前半戦ではアウトフレーズやジャジーなアプローチなど、スリリングな展開も見られましたが、徐々にブルース色が濃くなり、二人とも弾くのが楽しくてたまらないといった様子で演奏していたのが印象的でした。
もともとブルースに根ざした二人ですが、やはりアプローチの一つとしてブルースを絡めるのと、そのもの自体を演奏するのとでは、気持ちの入り方も違うのかもしれません。にこやかに弾きながらも、繰り出されるフレーズは歌心に溢れた超一級。日頃ブルースをあまり聴かない自分でも、すっかり魅了されてしまうほどの素晴らしさでした。特にロベン・フォードさんは今回初めて拝見しましたが、とにかく「気持ちいい」という言葉に尽きます。
ステージ下手側に作られたJeff Babkoのブースは、正面にHammond B-3、さらにRhodes SuitcaseとWurlitzerをコの字にセッティング。Rhodesの上にはClavia Nord Electro 73が置かれていました。Nord Electroはフェイザーをかけたクラビネット専用機として使用しており、ほぼアナログキーボードのみのセットでした。シンセサイザーの使用はありませんでしたが、「Rio Samba」ではアナログシンセ風のリードソロも聴いてみたかったと感じます。
バッキングからソロまで終始ノリノリだったJeffですが、主役はあくまで二人のギタリストということで、一歩引いた位置からの的確なサポートに徹していました。個人的にはもう少し派手に動いても面白かったかと思いますが、その分ギターを存分に堪能できたので満足です。
Setlist
- THAT ROAD
- BURNABLE
- UNTITLE
- TALK TO YOUR DAUGHTER
- RIO SAMBA
- TOO MUCH
- DEREK'S BLUES
- SLIGHTLY DIRTY
- SUMMER TIME
