hello! progress!!

音楽の話はここで書くかもしれません

Larry Carlton with special guest Robben Ford

  • Blue Note Tokyo 9/4(mon.)2nd Show(21:30〜)

http://www.bluenote.co.jp/art/20060904.html

Larryさんと言えばこれまでにも、フュージョンギターブームの双璧でもあったLee RitenourとのLarry & Leeや、師弟関係でもあるSteve Lukatherとのプロジェクトなどがありましたが、“ギターに愛を”なRobbenさんとの共演というのは、70年代にこそあったようですが、その後の2人の輝かしいキャリアを経ての共演ともなれば、ギター弾きならずとも見たくなるってもんです。BNT公演初日の2nd Showに突撃してまいりました。

既に大阪BNや東京JAZZでのステージを終えているだけあって、初日といえどバンドの息はピッタリ。始終メンバー間に笑顔が絶えない、リラックスムードでのライブとなりました。
しかしまぁ、2人のギタートーンとプレイの気持ちいいこと。ギターがいいのか、アンプがいいのか、腕が超一流なのか、ってその全てなのですがw、コテコテのフュージョンとも違い、ブルースフィールの強い緩急の効いたギタープレイは絶品でございました。 前半戦では比較的フュージョン的というか、アウトフレーズやジャジーなアプローチなど、スリリングな展開も見られましたが、徐々にブルース色が濃くなって、2人共弾いてて楽しくてたまらない、といった雰囲気で演奏していたのが印象的でした。
元々ブルースに根付いた2人ですが、やはりアプローチの1つとしてブルースフィールを絡めるとの、そのものを演奏するのでは、気持ちの入りも違うのでしょうかね。 2人共にこやかに弾いてるのに、飛び出すフレーズは歌心に溢れた超一級、日頃ブルースなんてあまり聴かない僕が、スッカリ気持ちよくされちゃうぐらいですから凄い。 特にRobbenさんは今回初見でしたが、なんと表現して良いのか、、、、「気持ちいい」、もうここに尽きます。

ステージ下手側に作られたJeff Babkoブースは、正面にHammond B-3、更にRhodes SuitcaseとWurlitzerをコの字にセッティングして、Rhodesの上にはClavia Nord Electro 73。NEはフェイザーをかけたクラビネット専用機として使用してました。といった感じにほぼアナログキーボードによるセットで、シンセの使用はありませんでしたが、「Rio Samba」はアナログ系シンセリードのソロも聴きたかったな。
バッキングにソロにと、始終ノリノリのJeffでしたが、主役はあくまでギター2人ということで、一歩引いた位置からの的確なサポートに徹していました。個人的にはもうちょっと暴れてくれても良かったぐらいですが、その分ギター2人に楽しませて頂いたのでよしよし。

〜Setlist〜
THAT ROAD
BURNABLE
UNTITLE
TALK TO YOUR DAUGHTER
RIO SAMBA
TOO MUCH
DEREK'S BLUES
SLIGHTLY DIRTY
SUMMER TIME