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音楽の話はここで書くかもしれません

東京JAZZ2006 9/4 Night [Encounters]

  • 東京国際フォーラム ホールA 開演 18:30

明治神宮前から千代田線で二重橋前(ホールAなら日比谷より全然近い)へ移動、昼の部から見ていた友人と合流して入場。場内はかなりエアコンが効いていて、半袖ポロシャツでは寒かったです。昼から出掛けたので、あの炎天下、長袖を持って行く気になれなかったのですが失敗でした

■マーカス・ミラー&スペシャルゲスト フランク・マッコム

  • 演奏は全員凄いんだけど、正直ちょっと退屈だったかも。Stevie Wonderとかは分かるけど、マーカス曲はあまり知らないしなぁ…。途中から出てきたフランク・マッコムはとても良かったです、歌もRhodesもソウルフルで気持ちよかった。
  • 基本的に鍵盤のボビーさんと、フランク・マッコムのRhodesを中心に見てました。ボビーさんのブースは、RhodesにClavinet、mini moog、B-3、TORITONをコの字にセット。残り一方にレスリーさんが鎮座。
  • アンコールを一度終えて、客電も付いて観客はトイレタイム、スタッフもセットチェンジを初めているのに、メンバー達がぞろぞろと現れてダブルアンコール。呼ばれて無いのにサービス精神旺盛なマーカス先生ありがとう(TV放送用?)。ラストは「Come Together」でした。メマーカスがメロを取ってる間のベースはもちろんmini moog。

■チック・コリア meets 上原ひろみ

  • ヤマハのピアノ2台向き合わせで上手にチック、下手にひろみさん。お互いがテーマというか切っ掛けのフレーズを出し合って、インプロのやり取りをする感じで、45分近く。全体的にチックがリードしてた印象ですが、ひろみさんも積極的で良かったですね。スケール感もあるし、伸びやかで自然体な演奏は好感が持てます。もう少し攻撃的になるかも、と思ったけどそれほどでも無かった。できれば今度は通常のトリオ編成で見たいですね。最後の曲はチックが「Humpty Dumpty」のテーマを弾いてたけど、あれってハンプティだったのかな。わかりづれー。

■ザ・グレイト・ジャズ・トリオ by ハンク・ジョーンズ/スペシャルゲスト 渡辺貞夫(with ジョン・パティトゥッチ and オマー・ハキム)

  • ハンク・ジョーンズのピアノソロから始まって、お次にトリオ、そしてナベサダさんを招いてのカルテット。僕でも知ってるようなスタンダードが中心でしたが、オマーのドラムがたまにフュージョンして面白い。パティさんはアコースティックも恐ろしく巧いなぁ〜、と双眼鏡でがっつく。 ハンクじいちゃん、黒スーツがビシっと決まって、88歳ってマジっすか!の矍鑠とした立ち振る舞いと演奏です、ジャズ爺恐るべし。

アンコールはチックとひろみさん、オースティン・ペラルタも招き入れて(ピアノも1台追加)、「いつか王子様が」をピアノソロ交代で演奏、上原ソロがかなり熱くて盛り上がりました。 更にダブルアンコールで「ブルーモンク」、こちらはハンク&チック、ひろみ&オースティンのW連弾なども見せてくれました。演奏中、ハンク爺に急に肩を叩かれて、ビックリして椅子を譲るチック爺。文句なしのスタンディングオベーションでございました。
それにしてもステージ上はハンク(88)→チック(65)→オマー&デイブ(47)→上原(26) とほぼ20歳周期で歳が離れているのですよね。オースティン・ペラルタなんて更に10コ下の15歳だものな〜。ジャズの懐は深いのです。

http://www.tokyo-jazz.com/jp/program/index.html
NIGHT 18:30〜
ENCOUNTERS

  • マーカス・ミラー & スペシャルゲスト フランク・マッコム
    • マーカス・ミラー(b)、フランク・マッコム(vo,key)、キース・アンダーソン(sax)、プージー・ベル(ds)、グレゴリー・マレット(hca)、ボビー・スパークス(key)、パッチェス・スチュワート(tp)
  • チック・コリア meets 上原ひろみ
    • チック・コリア(p)、上原ひろみ(p)
  • ザ・グレイト・ジャズ・トリオ by ハンク・ジョーンズ/スペシャルゲスト 渡辺貞夫(with ジョン・パティトゥッチ and オマー・ハキム)
    • ハンク・ジョーンズ(p)、渡辺貞夫(sax)、ジョン・パティトゥッチ(b)、オマー・ハキム(ds)