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『Rendezvous』Michel Camilo

ドミニカ共和国出身のピアニスト、Michel Camiloによる1993年発表の作品です。メンバーはMichel Camilo(p)、Anthony Jackson(b)、Dave Weckl(dr)というピアノ・トリオ編成となっています。

Michel Camiloを聴くようになったきっかけは、ドラマーのDave Wecklでした。ラテン色の濃い情熱的かつダイナミックな演奏、そして圧倒的なテクニックに強く惹かれ、一気にファンになったことを覚えています。本作はピアノ・トリオによる録音ですが、そのスピード感とタイトに決まるアンサンブルは、いわゆるジャズという枠を超え、フュージョン的な側面も感じさせます。

Dave Wecklの輪郭のはっきりしたタイトなドラムは、相変わらず抜けの良いサウンドで録音されており、演奏の推進力を強く支えています。また、Foderaのコントラバス・ギターを操るAnthony Jacksonは、アップライトを弾かないエレクトリック・ベーシストとして知られる存在ですが、立ち上がりの速い音色と切れ味鋭いプレイが、このトリオのサウンドに見事に噛み合っています。

いわゆる「超絶技巧」という言葉に、敷居の高さや取っ付きにくさを感じる人もいるかもしれませんが、Michel Camiloの楽曲は決してマニアックではありません。コミカルな一面や明るくポップな要素も多く、非常に聴きやすい内容です。理屈抜きに格好良い一枚と言えるでしょう。特に「As One」で聴かれる高速かつ変拍子を多用した展開は、強烈なインパクトを残します。