行ってきました、国内では初のクラブ公演となるPMGのBNTライブ。オープニングのPhase Danceのアルペジオから不覚にも涙してしまったの。凄く良かったです、最終日8日も楽しみ〜。
セットリストは↓。Tell It AllやThe Road To Youを聴けたのは良かったですが、欲を言えばProofの変わりにSong For Bilbaoが良かったかなぁ。(Last Train Homeの後、エレクトリックシタールからG303に持ち替えるのを期待したのですが、PMだったので「あらら…」みたいなw)
Member : Pat Metheny, Lyle Mays, Steve Rodby & Antonio Sanchez
Setlist(2009.1.3 1st show)
- Phase Dance
- Jaco
- This Is Not America
- Tell It All
- Are You Going With Me?
- The Road To You
- So May It Secretly Begin
- Last Train Home
- Proof
- Minuano(encore)
(追記メモ)
さて、まずBNTの受付のシステムですが、以前のように整理券を貰って受付を済ませた後で外に出られるようになってましたね。そうと知っていればもっと早く行ったのになぁ、、、とか思いましたが、まぁこのシステムの方がいいです。食事も先に外でできますし。そんなこんなで25番での入場。迷わずにLyle Mays側の一段高くなった席を指定。
Lyleブースはハウスピアノ?のSteinwayにMoogのPianoBarを取り付けたMIDIピアノ。セットリストにSong For Bilbaoが入ら無かったので、足下のボリュームペダルでレイヤー音色を駆使するソロは見られませんでした、残念。ピアノの上にはTRITON pro、ラックのKurzweil/K2600R(かな)はピアノのスレーブでしょうか。シンセ等のプログラム/シーンチェンジはPowerBook G4(だっけ?)に立ち上げたDigital Performerで行っていて、シーケンスはPA側でスタートしていたかも。
同期を使っていたのはAre You Going With MeとLast Train Homeの2曲。Are You〜はスタート直後に演奏とシーケンスが軽くズレて(主にSanchez)Lyleが焦ってましたが、見事に立て直したのは流石だなぁ、、、一度演奏止めるかと思ったものw
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セットリストを見つつ備忘録とか、、、、
客電が落ちメンバー達が満員の聴衆の拍手に迎えられ登場。ステージに上がりPMを背中に回したPatが、ホルダーにセットされたエレアコでおもむろにPhase Danceのアルペジオを弾き始めた瞬間、恐らく来るだろうと分かっていた曲ですが、一気に涙が溢れる。滲んだ視界の先にオートハープをかき鳴らすLyle Maysの後ろ姿、、、PMGのコアである2人と、その後バンドに加わっていった2人、グループの歴史を追体験するなんとも不思議な気持ちに包まれるオープニングナンバー。ピアノを弾きながらSynth Padの上昇ラインを弾くLyle、当時はOberheimで奏でられていた音色を現在受け持つのはKORGのTRITON。1stアルバムの曲順通りにJacoへと続き、Rodbyの静かなベースラインからThis Is Not Americaへ。オリジナルのボーカルやシーケンスを排除した剥き身のアレンジが新鮮。とても美しい曲であることを改めて感じさせるインストゥルメンタル。
ピアノ右手上部に譜面代でセットされたオートハープと入れ替えにパーカッションを置き、Tell It Allの冒頭を演奏するLyle。おお、あそこはああやって演奏してたんだぁ、と妙な所に感心。「First Circle」からのナンバーに胸が高鳴った聴衆も少なくなかったはず。ここではLyleの長尺のピアノソロを聴くことができて大満足、ため息。アウトロのペドロ・アズナールのボーカルラインはRodbyがアルコで再現していました。(はずですがピアノの影で良く見えませんでしたw)
Are You〜ではライルのプログラムチェンジ直後のハーモニカ音色のバランスが大きく出てしまうこともありましたが、Mac、ミキサー、モニターのキューボックスと手早く調正するLyleさんが冷静すぎて萌ゆる灰。この日の1st SETでPatがGRを鳴らしたのは結局この曲のみ。
そういえばいつもの女性のギターテクニシャンの方ですが、今回かなりスリムになられていてまるで別人のよう。So May It Secretly Beginの途中でステージにエレクトリックシタールを運び込んだので、次の曲がLast Train Homeであることがバレバレですw シーケンスを使っているとはいえ、4人でこのアンサンブルを生み出しているのが、目の前で繰り広げられている現実なのにまるで夢心地のよう。中間部で思わず歌いそうになるのを抑え、静かに心の中で口ずさみますw
アンコールはMinuano、Patの「One, two, three!」のカウントで入るのが最高に格好いい! 間奏のライルのピアノ(オリジナルはマリンバの見せ場)では息をのんでLyleの一挙手一投足を見つめる聴衆。メロを一緒に歌いたい〜(とみんな思ってたはず?w)
、、、とごちゃごちゃ書きましたが、「本当に素晴らしかった!」この一言でなんらオッケーな新年初ライブでございました。お財布さえ許せば残り全公演見たかったよおw