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「Noa」Noa

Noa

Noa

ノアたんと言ったら、、、とそれはどうでもよくて、イスラエル出身の女性SSW、Noaの1stアルバム(ソロ名義の世界デビュー)です。94年、Metheny Group Productionsからのリリース。本作はなんといってもプロデュースをPat Metheny & Steve Rodbyが行っているというのが注目でしょう。更にプレイヤーとしてLyle MaysとSteve Rodbyが全面参加、初期PMGに在籍していたDan Gottliebがパーカッションで参加していたり、Gil GoldsteinやBill Evansの参加曲などお馴染みの名前もクレジットされており、PMGファンにも興味深い1枚。
Patがバックアップをするだけあり、Noaのボーカルは非常に個性的で、イスラエル系とのことですが、どことなくアイリッシュトラッドあたりも彷彿とさせる、透明感と情熱とが同居した歌声が独特の世界観を醸し出しています。更にLyleのピアノや例のオカリナ音色のシンセなどが交わることで、不思議な無国籍感とも言えるサウンドに。(まるでボーカル入りPMGといった感じ?) Siljeあたりと比べてもジャズ色は薄く、欧州トラッド寄りのポップスが好きな人にも受けそうな音楽ですね。PMGが好きで女性ボーカルものが好きならまず間違いないかも。
ちなみにギターはPatでなく、Gil DorというNoaのパートナーのようなギタリストが弾いてますが、このGilのギターがまたいいのですよ。