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「School of the Arts」

School of the Arts

School of the Arts

先日、日記で取り上げた元Dixie Dregsの鍵盤奏者T.Lavitz(pf)が中心となったバンドSchool of the Arts。メンバーはFrank Gambale(ag)、John Patitucci(ab,eb)、Dave Weckl(ds)というChick Corea Elektric Bandのリーダー以外勢揃いという凄いメンバーに、Dixie Dregs繋がりでもあるJerry Goodman(vln)、 Steve Morse(ag)が数曲で参加した正にスーパーバンド。
サウンドはアコースティックサウンド重視のフュージョンですが、この手のスーパーバンドにありがちな、凄まじいテクニックばかりに耳が行ってしまう(そして聴き疲れするw)サウンドではなく、音楽的にも楽しく親しみやすい音作りなのが好印象。この辺はT.Lavitzの曲作りと手綱取りが見事なのでしょう。難易度高いフレーズも難なく楽しげにプレイするメンバーの姿が浮かんできそうなサウンドです。
ウェックル先生のドラムは相変わらず小気味よくツボに入ってくるし、やはり両刀で弾きまくりなジョンパテさん(最近本業はアコベばかりなので、6弦エレベのプレイがたっぷり聴けるのが嬉しいですね)、実はエレキよりアコギの方が好きだったりするドラえもんギャンバレさん、Jerryのヴァイオリンが入ると、見事にエレバン+Dixie Dregsなサウンドになるのも面白ければ(どことなくマハヴィシュヌ的でも)、やはりT.Lavitzによる硬質なピアノが聴くほどに魅力的。メンバー的にもこの作品のみのプロジェクト的な色合いが強そうですが、個人的には定期的なリリースやライブを行って欲しいなぁと思わせるバンドです。