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「Dr.JOE」Chick Corea

ドクター・ジョー~ジョー・ヘンダーソンに捧ぐ

ドクター・ジョー~ジョー・ヘンダーソンに捧ぐ

Chick Corea Five Trio Series"と銘打った、メンバーの違う5トリオシリーズの第1弾。12月発売の第5弾が前4作品を含む5枚組BOX+未発表トラックCD、というあまりに阿漕な商売に(Stretchとユニバーサルのどちらの陰謀かは知りませんが)、買うのは控えるつもりでしたが、先日のBNTライブを見た直後の勢いで買ってしまいましたw Chickの近作ではかなりお気に入りになりそうな1枚で、ここのとこ聴きまくり。
Chick Corea(pf, key)、Antonio Sanchez(dr)、John Patitucci(b)という先日の来日と同じメンバー。Joe Hendersonへのトリビュートアルバムということですが、内容は1曲を除いて全てChickのオリジナル新曲。Johnは例のAkoustic Bandにも所属していましたし、AntonioもPMGのライブでは口あんぐりなドラムソロを聴かせてくれましたが、本作は果てしなく続くインプロヴィゼイションというよりも、2人揃ってChickを引き立てる演奏に専念しているのが印象的。Antonioは先日発表されたソロアルバムや本作での演奏を聴くと、改めてとても有機的で歌心のあるドラムを叩くのだなーと。端正で伸縮自在。
Chickは曲によってRhodesやシンセも演奏、mini MOOGの音も聞こえますね。Johnが6弦エレキを弾く#2 Docter JoeはBNTで聴いて、テンション↑↑になりCD購入切っ掛けになった1曲。
第3弾はChristian Mcbride(b)に、先日Metheny / Mehldauで熱いドラムを聴かせてくれたJeff Ballard(dr)が参加ということで、こちらも気になりますが、さてBOXはどうしようか…。