「Chaos And Creation In The Backyard」Paul McCartney

Chaos & Creation in the Backyard

最新作「Memory Almost Full」が発売されたばかり（まだ聴いてないの）のポールさんですが、こちらは2年前2005年発表の前作です。
初期のソロアルバムを彷彿とさせる、オーケストラ以外のほとんどの楽器をPaulが演奏している所謂宅禄作品ですが、どの曲もコンパクトですが佳曲揃いで、派手さは無いものの久々にPaulの溢れるポップセンスを感じることができた1枚。どことなく内省的な印象を受ける楽曲、しっとりとしたいかにもブリティッシュな匂い、柔らかで聴き心地のよいアルバムになっています。国内盤のボーナストラックを含めても14曲で50分に収まる小品揃いで、聴く程に味わい深く楽むことができることでしょう。
プライベートでは離婚の慰謝料などでごたごたしてしまったサーですが、やはりミュージシャンは作品を作ってそれが評価されてなんぼ。新譜もじっくりと楽しませて頂こうと思います。