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音楽ネタ中心に書いてます

「Past to Present - the 70s. Extended liner notes」Jay Graydon

先日のDavid RobertsもでしたがAmazonからのお勧めメールがなかなか侮れません。と言ってもこれまでの購入履歴から、ハロプロ、ジャズ、フュージョンプログレ、メタル、AOR、ファンク、ソウル… と片っ端から新譜情報を送ってくるので、いちいち相手にもしてられないのですがw、ピンと来たものは迷わず釣られてみることにしています。(ただしhtmlメールで℃-uteBerryzのジャケが貼られたメールを会社で開いてしまうと焦るので勘弁してくださいw)

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パスト・トゥ・プレゼント・ザ・70S

パスト・トゥ・プレゼント・ザ・70S

ということで、70〜80年代を代表する名ギタリスト、名プロデューサー、そして名エンジニアでもあるJay Graydonが70年代に残した未発表音源を、Pro Tools HDという最新テクノロジーを駆使して、自らの手によって蘇らせたアルバムです。といっても只の蔵出し音源集でなく、完璧主義者として知られるGraydonらしく、隅々まで彼の拘りと愛情が行き届いた作品集として仕上がっています。 収録内容はあのAirplayのデモテイクから未発表曲の数々、そしてテレビ番組のテーマとしてレコーディングされたものなどが全21トラック。
このアルバムの目玉の1つが本人による膨大な解説集。オリジナルテキストは本人の公式サイトにもありますが、楽曲毎のレコーディングにおける各種データ(パーソネル、録音スタジオ、使用ミキサー、レコーダーに至るまで!)、そして楽曲に纏わる背景や思い出が事細かに、国内盤には50頁弱(!!!)の分厚いブックレットとして付属しています。おかげでジェルケースが通常のものより厚いw  マイクやエフェクト、イコライジング等の解説にどれだけのリスナーが興味あるのか分かりませんがw、一部のマニアにとっては、たまらない情報の数々でしょうね。
収録曲のどれも、とても30年前に録音されたものと思えないクリアな音質で、Graydonの作業の苦労が相当のものだったことが伺えますが、解説ブックレットも最高に面白く、興味深いエピソードも数多く収録されているので、Airplay、David Fosterのファン、そして以下のミュージシャンの名前にピンと来るような人なら、間違いなく買いの1枚でしょう。
公式サイトよりのコピーですが、参加ミュージシャン(Graydon以外)は、、、、

  • Keyboards:David Foster, Greg Mathieson
  • Drums:Jeff Porcaro, Willy Ornelas, Mike Baird, Ralph Humphrey
  • Bass:Dave McDaniel, David Hungate, Mike Porcaro
  • Vocalists:Bill Champlin, Ed Whiting, Marc Jordan, Tata Vega, Lisa DalBello, Nettie Gloud, Carmen Twillie

収録エピソードの中で、思わず笑ってしまったのが「Secret Love」のラストに添えられた一文。あえて原文から抜粋しますが

As usual, David nailed a great arrangement ― David is so very creative!!! I humbly state my little guitar part in the verses is fairly good. I first thought it was Larry Carlton.

お気に入りのテイクを控えめながらも自賛するのに、Larry Carltonの名前を持ってくなんてお茶目ですね〜。 (今更書くような話でもないですが、Steely Danの名盤「Aja」収録「Peg」のギターソロにおいて、Carltonのテイクすら採用されなかった所に、7人目のギタリストとして録音したGraydonのソロが採用されたのは有名過ぎるエピソードですね)