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4.17 Jon Andersonソロライブ備忘録

ジョンのソロライブの備忘録をもう少し。。。フォーラムのホールCは1500人キャパということで、通常のホール会場の広さですが3階席までほぼ満席でした。センターブロック下手の7列より鑑賞、なかなか良く見えました。

ジョンが使っていた楽器ですが、まず最初に手にしたのは、Yesのソロタイムなどで使っていたのと同型と思われる変形アコースティックギター。これはギターシンセのピックアップが内蔵されているようで(ジョンはMIDIギターと呼んでました)、RolandのGKピックアップでしょうか。トリガーされる音源の方でかなり凝った設定をしているようで、低音弦側と高音弦(もしくは弦毎)に別の音色を割り当て、更に5音色近くレイヤーさせ、それを足下のボリュームペダル(アーニーボールのかな)でコントロールするという仕組み。MCでペダルコントロールを簡単に説明してくれましたが、ギターのコードを白玉で鳴らしつつ、フルート音色、コードの刻み、ストリングス… 等々順々にペダルでレイヤーさせて行きました。低音弦側のトリガーでリズム(1ショットもの)を出すこともあり、かなりゴージャスなバッキングを1人でコントロールしていました。ちなみにギターは簡単なフォームをひたすら平行移動してたように見えましたが、オープンチューニングかな? なんにしてもジョンの演奏技術を補って余りあるナイスなシステムでした。

次はピアノ、これはデジピでYamahaのP-90。ジョンはピアノの腕前に関しても・・・・でして、最初、華麗な演奏を見せたと思ったら内蔵デモを流しての当てぶりというジョーク。歌伴もメロディに合ったコードを弾くのではなく(弾く場合もあります)、コードフォームを平行移動させただけのようなバッキングで(上がったり下がったり…)リズムを取り、その上でフリーに歌うという正にジョンにしか出来ない弾き語りスタイル。歌メロに対して突飛なテンションになってたりもするのですが、これがまたあの幻想的なボーカルにハマること、、、ちょっと伴奏の観念を覆された思いです。ピアノセクションでは「危機」や「時間と言葉」などもありました。。。またピアノに移動する際、最初マイクを動かし忘れて(ギターの場所に)取りに戻るという一幕も。そこまでジョン本人がやる実にアットホームなコンサートなのでした。

最期は何の仕掛けも無いただのエレアコ。いやぁ、これはかなり危なっかしかった。弾客席から苦笑も漏れたりするのですが、そこは歌が始まってしまえば一気にJon Andersonワールドなのですから、まいった。「ロンリーハート」や「ラウンドアバウト」の強引なバッキングのスリリングなこと。
セットリストですが、かなり曲数があったので覚え切れてませんが…

  • 「Long Distance Runaround」
  • 「Yours Is No Disgrace」
  • 「The Gates of Delirium(Soon)」
  • 「Close To The Edge」
  • 「I&YOU&I&YOU&I」「And You And I」
  • 「Your Move」
  • 「Owner Of A Lonely Heart」
  • 「神の啓示」
  • 「儀式」
  • 「Time and Word」
  • 「Wonderous Stories」

Yesソングスはこんな感じかな? 海洋の「神の啓示」や「儀式」はもちろんごく一部分だけを抜粋という形で。「危機」も「I get up get down」の所だけ、など。「不思議なお話を」や「Soon」が凄く良かったです。
ジョン&ヴァンゲリスの曲は「I'll Find My Way Home」と「State Of Independence」、後はソロで「Show Me」、「Richard」「White Buffalo」(タイトルに記憶あり)、、、他色々