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音楽の話はここで書くかもしれません

「Music of Pat Metheny & Lyle Mays」Bob Curnow' L.A. Big Band

Music of Pat Metheny & Lyle Mays
以前コメント欄でかいちょに教えて頂いたアルバムで、Pat Metheny GroupやPat Metheny名義(「Secret Story」)の楽曲がビッグバンドアレンジによって演奏されています。どれもお馴染みのナンバーばかりで、ブラスバンドの形態で再構築されているのですが、基本的には原曲を踏襲したアレンジになっていて、PMGの楽曲の質の高さ、アレンジ、構成の完成度の高さを再認識させられます。
PatやLyle本人の演奏の参加はありませんが、演奏にはギターやピアノも加わった編成で、控えめながらもブラスバンドに彩りを添えています。ギターソロやピアノソロに変わって、SaxやTrumpetがソロを取るセクションなどはオリジナルとはまた違った味わいがありますし、「Letter From Home」ではストリングスに変わり、美しいブラスのオーケストレーションが加わり、どこか甘く優しい雰囲気の仕上がりとなっています。
オリジナルの方がいい、と言ってしまうと元も子もないのですが、素晴らしい楽曲は編成や演奏者が変わったぐらいでは(もちろんその質は問われますが)その魅力が色褪せることはないと感じる事のできる1枚でした。コラージュ風のジャケットもPat Metheny Groupを意識してるのでしょうか。

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あとはオーケストラアレンジのMetheny曲といったらやはりこれですね→「North Sea Jazz Festival 2003」。Pat本人がギター弾いてますし「First Circle」イントロダクションの(アルペジオ部分の)絡みとか美しすぎ。