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Mike Stern Band@Blue Note Tokyo


さて、新年初ライブです、、、というのは嘘ですが、休みだというのに会社の近くまでMike Sternを見に行って来ました。18:30開演の1st set。
整理券配布から1時間遅れでノコノコ行って番号は92番。小一時間程近くで時間を潰して17:30前に入場。既に結構客が入ってた割には上手側の通路を挟んだ最前付近のテーブルに付けました。とりあえず飲んで食って開演を待ちます。Fusionは軽く酔っぱらってるぐらいが、デカい音が気持ちいいですから。初日の1stながら、日曜日ということもあってか会場は満席です。スタッフの方が薦めてくれた、牡蠣のグラタンがなかなか美味でした。

バンドメンバーはMike Stern(g)、Dennis Chambers(ds)、Anthony Jackson(b)、Bob Franceschini(sax)。ボナ-ウェックルやボナ-デニチェンの時は見てませんが、今回は今回で楽しみなリズム隊です。
セットリストは分からない曲もありましたが、最近の「These Times」や「Voices」からは、「Chatter」「Slow Change」「Wishing Well」などをやりましたっけ?
MikeはYamaha Pacificaのシグネチュアモデル、軽くクランチがかったクリーン、そして盛り上がってくるとディストーションでのウネウネソロ。ジャズスタイルはもちろん、ファンキーなカッティングにロックギタリスト顔負けのアグレッシブなソロと、やっぱMike Sternはこれだよなー、という感じ。ピックアップでかなりトーンのキャラクターが変わりますね。
Anthonyはお馴染みのFoderaの6弦コントラバスギター、ベースは顔で弾け!w DennisはPearlの黄色のセット、叩きまくりはもちろん、ブラシでの繊細なプレイも見せてくれました。
CDではボナのボイスが絡むテーマが美しい「Wishing Well」はやはりボイスが無い分、ちょっと違った印象も受けますが、とても良かった。イントロ前にMikeとAnthonyの2人でしばらく演奏するのですが、MikeがAnthonyにピックを手渡してAnthonyがピックで演奏。コントラバスギターの高音弦をピックで弾いてるとまるでギターのような音色です。いやぁ、有効音域広い。
「Slow Change」はどことなくCCEB的な雰囲気のある曲、SaxとGuitarのちょっと重たいユニゾンのテーマ(アルバムではシンセも)がそう感じさせるのかな。
そして久々に見ましたがやはりデニチェンは凄いですね。見た目がどことなくコミカルな風貌で(ぬいぐるみっぽい)、首から上がほとんどブレずに手足は強烈なリズムを叩き出すのに、唖然とされられつつ思わず笑ってしまいますw Mike目当てと思われるファンも、デニチェンのソロでは歓声も1ランク大きくなります。アンコール前の本編ラストに演奏された、ファンキーなカッティングと複雑なテーマがカッチョイイ「Chatter」では1つのバッキングに対して、ポリリズム気味のパターンをコロコロと回して大盛り上がり。釣られてなるものか、とリズム取ってましたw Mikeもご機嫌。梨華ちゃんつえーw
そんなこんなで東京初日(名古屋等で先週やってたと思いますが)の1stという条件にしては良いステージだったと思います。楽しかった!
終演後は色々な意味でお腹イッパイだったので、原宿まで歩いてラーメンを食べて帰宅。

VoicesThese Times


そうそうTenor SaxのBob Franceschiniさんに触れてませんでした。最近のアルバム2枚にも参加してる人ですね。寡黙なデッカイオッサンというった雰囲気で、そつのない(あまり押しの効いた演奏をする感じでなかった)良いプレイでした。Mikeがウネウネと長いソロタイムに入ると、上手の隅でSaxを杖に暇そうにぬぼーっと立ってた姿が印象的。近くで見て気付いたのですが、Saxって結構唾が飛び散るのですね、キーが開いた時だか分かりませんが、プハ〜!っと霧状に飛んでました。最前センターの人とかかなり降りかかってたんじゃないかなw
それにしてもMike SternはBobという名前のSaxプレイヤーと妙に縁がありますね。ボブ面白い。