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「Christmas at My House」Larry Carlton

クリスマス・アット・マイ・ハウス

クリスマス・アット・マイ・ハウス

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Larry Carltonのクリスマスアルバムです。フュージョン系のカバーソングというと、テーマ崩しまくりの超絶技巧、プレイヤー志向なファン以外はお呼びじゃない、、、なんてイメージもあるかもしれませんが、このアルバムは全くそんなことありません。原曲のメロディを大切に、最大限に生かしたアレンジで、誰にでも聴きやすく仕上がってます。オシャレなBGMとしても最適ですが、そこで只の耳心地の良いスムースジャズになってない所がカールトン先生。ギタープレイに耳を澄ませば、メロウなジャズギターに颯爽としたインプロヴィゼイションのランニングソロ、ボッサ調のプレイから静かなアコースティックのソロ、得意のブルースまでプレイヤー志向の人も満足できる内容となってるはずです。

インスト曲だけでなく、ボーカルナンバーが3曲挟まれているのも非常にいいアクセントになってます。Christopher Crossがバックボーカルで参加してる「Ringing the Bells of Christmas」などは実に良質のAORナンバーとなっていて、ここでのカールトンはAOR御用達ギタリストに戻って(?)、渋いソロを聴かせてくれます。「My Favorite Things」のオクターブ奏法で奏でられるテーマからソロの流れも非常に気持ちいいですよ。Terry Trotterのピアノも良いねえ。
パーソネルはLarry Carlton(g)、Terry Trotter(key)、Abraham Laboriel(b)、John Ferraro(dr)といった所を中心に、曲によってMichael Pillar(vo)、故Jeff Porcaro(dr)、Calare Fischer(key)… なども参加してます。